「1万年に一人の逸材」としてスカウトされ、2002年にAVデビュー。その後は俳優やタレントとしても活躍し、中国でも大人気となった蒼井そらさん(41)は今、双子を育てる母としても奮闘中だ。

 蒼井さん流の子育てについて、また今年20周年となったキャリアを振り返り、話を聞いた。(全2回の1回目/後編を読む)

 

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男の子の双子で今3歳なので…、本当にヤバいです(笑)

――2019年に双子を出産されたんですよね。今はどんな毎日ですか。

蒼井そらさん(以降、蒼井) 男の子の双子で3歳なんで、今、本当にヤバいですね(笑)。保育園のないワンオペの日は絶対メイクできないです。

――自分の時間はなかなかとれないですよね…。

蒼井 もう今はいつでもすっぴんでいられるように、眉毛もアイラインも全部タトゥーというか、アートメイクしちゃってますね。

――最近の子育て「ヤバい」エピソードを聞いてもいいですか。

蒼井 今一番大変なのは寝かしつけですね。一人が眠くても、もう片方が元気だとつられて一緒に騒ぎ出すんですよ。で、いつの間にかおむつ一枚になってベッドの上でプロレスがはじまるという……。

――双子だからプロレスできちゃいますね…。

蒼井 その時間の親のHPってゼロじゃないですか。NONさんがいれば片方ずつ見られるからまだいいんですけどね。

子育てで理不尽だな、と思うことがあって議員さんに話をしに行ったら…

――NONさんとは、2018年に結婚されたパートナーのDJ NONさんのことですよね。夫婦でフリーランスだと保育園に入れるのは大変ではなかったですか。自営業者は会社員より入園のハードルが高いと聞いたことがあります。

蒼井 3年前に保活をしたとき、ちょっと理不尽だなと思うことがあったので自分の住んでいる地域の議員さんと話したんですよ。そこで、「フリーランスに対してもっと優しくしてください!」みたいなことを言って。

 

――蒼井さんから議員の人に持ちかけて話すことになったんですか。

蒼井 そうです。意見交換会みたいなのをやって。でも、私が疑問に思っていたことはだいたい自治体の冊子に書いてあったし、議員の人の話でものすごい頑張って園を増やしている途上だってことも知って。

 当時住んでいた場所は都内有数の保育園激戦区だったんですけど、今では待機児童問題も改善されてゼロになってるみたいだし、フリーランスと会社員の格差もほとんどないみたいです。