こづかい万歳の妻 小学生の頃に女子と一緒にお祭りに行った話を未だにするレベルですよ(笑)。すごく真面目で誠実な人なんですが、その良さがあまり周囲の女性たちに伝わってこなかったのかもしれません。あまり接してこなかったぶん、女性を描くのは苦手みたいで、登場人物に女性が多い回は苦労しています。
特にお気に入りのシーンは
――結婚してどのくらい経ちますか?
こづかい万歳の妻 2013年入籍なので、来年で結婚10年です。
――漫画家の妻として意識していることはありますか?
こづかい万歳の妻 作業が順調じゃなかったり、連載がなくなったときのメンタルの持ち上げ方でしょうか。本人が直接言ってこなくても、「上手くいってないんだろうな」というときは雰囲気でなんとなく察します。
でも、あちらはプロとして20年以上活動しているわけですし、今さら私が何かアドバイスできるようなことはないんですよ。だからまぁ相手が落ち込んでいるときは、「大丈夫、大丈夫! おもしろいよ!」みたいに無責任に励ますことしかできません。
――でも、それが一番救われるような気がしますね。漫画家として夫に求めることはありますか?
こづかい万歳の妻 できれば連載は何かしら続けられたらいいですね。漫画が売れるぶんにはうれしいですけど、健康に気をつけて長生きしてもらえたら、それで十分かな。
――最後に、自分関連で好きなシーンを教えてください。
こづかい万歳の妻 第4話で私が焼酎のコーヒー割を作るとき、足がピョコンと上がっているシーンですかね。「ルン♪」みたいな。あと、「こづかい万歳の妻」アカウントのアイコンにもしているイラストが大好きです。「こんなにかわいい表情、描けるんだ!」とびっくりしました。
夫は昔から女性を描くのが苦手なんですけど、たぶん彼の引き出しにある最大限の「かわいい女性」の描き方で私を描いてくれているんですよね。だから「私のこと、かわいく見てくれているのかな?」って……いや、お恥ずかしい話をしてしまいました(笑)。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。