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「ボコボコにされました」「ロジックが通用しない」生物ハンターが南米で出会った《最凶生物》の正体

生物ハンター・平坂寛インタビュー #2

2022/12/31

genre : ライフ

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いちばんヤバい生き物は…

――世界各地のヤバい生き物に会いに行く道中では、トラブルにあうことも?

平坂 南米のガイアナ共和国で、強盗にあいました。アマゾンで、グンタイアリとデンキウナギという2大危険生物の遭遇・体験記録をとって、帰国するために空港のある首都に着いたら、いきなり見知らぬ男たちが「お金と金目のものを出せ」と。すぐに差し出したのに、額が少なかったからなのか、憂さ晴らしみたいな感じでボコボコにされました。

 カメラからSDカードは抜いていたので、データの被害がなかったのは不幸中の幸いでしたが、あれには参りました……。危険生物体験の後だったこともあってか、すごくベタですけど、「いちばん危険な生き物」は人間なんだって身に沁みましたね。

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――危険生物よりも“危ない”というのは?

平坂 人間には、ロジックが通用しないんだなと。虫や生き物の場合、触れなければ大丈夫とか、襲われたらこう対処すればよいというロジックがあるのに、強盗は、要求通りにしても終わらない。野生動物なら、こうはならないよなあと思いながら、ボコにされました(笑)。

――今後の夢や目標は、何かありますか?

平坂 南米に、何種類かものすごく大きくなるムカデがいるんです。親指なんかよりずっと太い、蛇みたいなムカデ。それを捕まえにいきたいですね。

 まずはガラパゴスにいる、「ガラパゴスジャイアントセンチピード」。ベネズエラには、現在一部の愛好家の方が「ギガンティアブラック」と呼んでいるムカデがいて、まだそいつらを見たことがない。ぜひ噛まれに行きたいと思っています。南米には巨大ゴキブリもいて、それにも会いたいんですよね。

平坂氏の旅はまだまだ続く(画像:本人提供)

 あとは、新種の生き物を見つけたい! 今、沖縄で、新種の深海魚を見つけるプロジェクトを開始したんですが、図鑑にも載っていない生き物を見つけるのは、最上級の喜びなんだろうと憧れます。

刺された! 噛まれた! 危険・有毒虫図鑑

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平坂寛

カンゼン

2022年7月21日 発売

「ボコボコにされました」「ロジックが通用しない」生物ハンターが南米で出会った《最凶生物》の正体

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