1999年に「優香の妹分」としてグラビアデビューを果たした、タレントの堀越のりさん(40)。その後はバラドルとして数々のバラエティー番組で活躍し、その実力は有吉弘行さんも認めたほどだった。しかし、結婚を発表した直後の2011年に事務所を退所し、完全休業。以後、テレビでその姿を見なくなっていった。
数年ぶりにメディアに登場した堀越さんが、出演番組で受けた理不尽、当時の恋愛事情、そして幸せ絶頂だった結婚直後に芸能界から姿を消した理由まで明かした。(全2回の2回目/前編を読む)
食材を無駄にしていたことを謝りたい
――堀越さんの出演したバラエティー番組で印象的だったのが、テレビ朝日系で放送された『愛のエプロン』です。芸能人が料理の腕を競う番組でしたが、堀越さんは毎回見るも無惨な料理を作ることで話題となっていました。
堀越 あれはひどかったですよね。今は年齢を重ねて、食材を無駄にしていたこととか、本当に謝りたい一心です。
――特にあんこう鍋の回はひどかったですね……。
堀越 お題で「あんこう鍋」が出てきたんですけど、普通の人は絶対おろせないですよ。でも作らないといけないから、頭と尻尾だけ出ている鍋ってあるじゃないですか。あれ作ろうと思って、顔としっぽを切ったらダメで……。
――内臓を未処理のまま身を鍋にいれて、おまけに生煮えだったんですよね。司会の城島茂さんもあまりのまずさにトラウマになったという。どんな料理もゲストは本当に食べてくれていたんですか。
堀越 食べてくれます。調理の様子も中継していたので、食べるゲストの方も怖がっていました。
でもあるとき、餃子がテーマだったんですけど、私は中華料理のアルバイトをしていたのできちんと作れちゃうんですよ。なので、普通の餃子を作ったら、ゲストの方が食べた瞬間に逆にリアクションが取れなくなってしまって。番組のえらい人が急いでブースから降りてきて怒られました(苦笑)。
下手にやりすぎてもダメ、普通にやられてもダメと言われたら、もうまずい方に突っ切るしかないですよね。
事務所に入っていると自分の評価がわかりにくい
――バラドルとしてバラエティー番組に引っ張りだことなるんですが、ご自身的にはどこが評価されてたと思いますか?
堀越 自分の話をあまりしないところが評価されていたのかもしれません。番組を円滑に回すために必要なときにだけしゃべってました。「私が、私が」というキャラに見られていたと思うんですけれど、それは誤解で作られた私で、実際は意外と静かな人間です。
でも実際にどこが評価されていたかはわからなかったので、そういうところを聞きたかったですね。もっと聞いておけば、違うやり方もあったのに……と思います。事務所に入っていると、タレントではなくマネージャーさんにそうした褒める言葉が伝わるので、自分の評価がわかりにくいんですよね。
――当時のプライベートについてもお聞きしたいんですが、恋愛とかはどうだったんですか。