『愛のエプロン』常連だった“メシマズ”バラドルが、急にテレビ画面から消えた理由

事務所に話せなかった、休業の本当の理由

――しかし、結婚してすぐに事務所を辞めて、突然休業します。どういった理由だったんですか。

堀越　結婚式から1年くらいたったころに、子宮頸がんの検診で引っかかったんです。ちょうどレギュラー番組もいろいろと終わり、タイミングがよかったので治療に入りました。若い頃のがんと聞くと、進行も早いと思っていましたし、事務所の人に相談する前から急いで病院を探したいと心理的にも焦っていました。

――披露宴の様子を聞くと事務所とは良好そうでしたが、なぜ退所だったのでしょう。病気が理由となれば、事務所は退所を止めるのではないですか。

堀越　事務所を辞めたのは、いつ戻れるかわからなかったからです。治療を終えて、再発しないとなっても、安定して戻れるめどが立たなかったので、仕事に支障が出るなと考えてしまって。

　私からは事務所に病気のことは言ってないんです。ただ「家庭に入りたいし、これまで走ってきすぎたから30代はゆっくりなペースでやりたい」と話しました。そうすると、止めるどころか「事務所を出ちゃったら、もう帰ってくる席はないよ」と厳しい言葉を言われましたね。そう仕向けた部分もあるんですけど。

――優香さんや事務所の方には病気について相談しなかったんですか。

堀越　優香さんには何も言ってないです。楽しい話じゃないから。病気の話をしたのは家族くらいです。

　事務所の方も、私を最初に拾ってくれたマネージャーさんは別のポジションに異動していて、なかなか相談もできなくなっていて。私はなるべく同じマネージャーさんとずっと一緒にやりたいと思っていたんですが、一緒に頑張ろうと思ったマネージャーさんが次々異動になっていって……。病気のことについても、一体何人に言えばいいのかわからなかったので、言わなかったですね。