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「結婚が決まって、私を“性欲のはけ口”に」

 B子さんは胸の動悸を抑え、櫻井とのメールを遡った。櫻井がB子さんへの態度を変え、卑猥な行為を要求してくるようになったのが2018年2月頃。櫻井が結婚した7日後にも、《お尻も見たかったな…》といったメールが送られてきていた。

2019年1月1日、櫻井が入籍したとみられる日の直後に、櫻井から送られてきたメール(B子さん提供)

「言葉になりませんでした。結婚が決まって、私は“性欲のはけ口”でしかなくなったということだったのかって。長年、紆余曲折がありながらも彼のためにと尽くしてきた自分が馬鹿みたいに思えて、ただひたすらに泣き続けました」

 愛犬の死に、櫻井の裏切り――。B子さんへの負荷はあまりに大きかった。次第に心身に不調が出るようになった。

「不眠症に悩まされ、心療内科に通うようになりました。しかも右頭部の髪が抜け落ちて……。まさか髪の毛が抜け落ちるとは想像もしていなかったので愕然とし、余計に悲しさが増して、何もかもがどうでも良くなりました」

 そして2021年6月13日、櫻井の47歳の誕生日にメールで別れを告げた。

「彼の人間性を見抜けなかった私にも落ち度があります。それに結婚しているのなら、奥様との生活にきちんと向き合ってほしい。だから彼が既婚者であると気づいたことは伏せたまま、関係を清算しました。

 昔から彼はラジオなどで『結婚しても公表しない』と発言していました。でもそれは“声優としてのポリシー”なんかじゃなくて、不倫をする上での有効手段だったんですよね。騙されていたとはいえ、結果的に不倫の片棒を担いでしまったという後ろめたさもありました。だからこの出来事はすべて、自分の心の中に押しとどめようと思ったんです」

 何も語らずに身を引いたB子さんだったが、櫻井の裏切りを思い出しては葛藤する日々が続いていた。そして2022年9月23日、「文春オンライン」が公開した櫻井孝宏の既婚報道を目にした。

「正直、やっと報道されたかという印象でした。でも、奥様と穏やかな生活を送っているのであれば、波風を立てるべきではないと思って、彼に連絡をして問い詰めるようなことはしませんでした。自分の古傷が抉られるのも嫌でしたし。それに、彼にはファンの方も沢山いらっしゃいます。私が黙っていることで彼がこれまで築いてきたキャリアを守れるなら……という気持ちも少なからずありました」

 既婚報道後、一度は沈黙を貫くことに決めたB子さんだったが、その決意は決壊する。堰を切ったのは2022年10月26日に『文春オンライン』が報じた櫻井の不倫だ。

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