「彼の既婚報道、そしてその後の不倫報道と謝罪文まで。もう意味が分かりませんでした。『は?』って。私が1人で悩んで、泣いて、髪もたくさん抜けて、ショックから立ち直れなかった日々はなんだったんだろうって。彼のためにと思ってやってきたことの全てが無意味だったんだと思い知らされました」
そう語るのはアニメ業界に身を置くB子さん(40代)だ。彼女は声優の櫻井孝宏(48)と2006年から2021年の15年間にわたって交際関係にあったという。
櫻井といえば、「文春オンライン」で9月23日に結婚していたことを報じた。その後、妻とは別に10年間交際していたA子さんとの不貞行為が発覚し、既婚報道から約1ヶ月後に不誠実な交際を詳報してもいる。(超人気声優・櫻井孝宏(48)既婚発覚の裏で露呈していた“衝撃の10年不倫愛”「結婚していることを黙っていた」《相手はショックで救急搬送》)。
この不倫報道はSNSを中心に大きな波紋を呼び、10月27日、櫻井と所属事務所は公式サイトで謝罪文を発表するに至った。
B子さんが「引っかかった」というのはこの一文だ。
「《記事に掲載されている女性に対して大変なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます》とありましたが、『報道された女性だけ? 私は?』と。表沙汰になっていない人に対して、元から存在してなかったような一文ですよね。本当に悲しかったです。
それで、これまでの経緯を説明して、謝罪をしてほしいと櫻井さんに連絡をしたんです。でも、その対応からは誠意がまったく感じられなくて……」
またしても明らかになった櫻井の“同時並行恋人”の存在。櫻井のB子さんへの「不誠実な対応」を明らかにする前に、まずはB子さんとの関係を振り返ってもらった。(全2回の1回目/続きを読む)
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きっかけは「誕生日に渡した手紙」
B子さんが櫻井に出会ったのは2005年。仕事がきっかけだったという。
「当時、すでに櫻井さんは超がつくほどの人気声優でした。声も演技も素晴らしいし、数多くのいい役を担当されていました。私にとっても、彼は憧れの存在でした。そんな櫻井さんが熱心に作品へ取り組む姿を間近で目にして、憧れ以上の気持ちを抱くようになっていきました。
それで、彼の31歳の誕生日にお祝いの手紙を渡したんです。手紙には私のメールアドレスを書き添えたので、そこへお礼の連絡がきました。まさかそんな対応をしてくれるなんて思ってもみなかったので、飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。それがきっかけで、連絡を取り合うようになりました」
憧れの櫻井とメールを送り合う日々。B子さんにとっては夢のような出来事だった。1年ほどメールでやりとりを重ねた2006年、会話の流れから2人で食事へ行くことになったという。
「まさか櫻井さんとデートする日が来るなんて……。渋谷の洋食バルで2時間ほどお酒を飲みながら会話を楽しんで、夜が更けた頃に彼から『この後どうしようか』と言われました。私は舞い上がっていた事もあり、勢いで『まだ帰りたくない』と伝えました」