「薬物の所持で逮捕」槇原敬之の“復活コメント”
2020年2月、覚醒剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(同)の疑いで逮捕され、同年8月に懲役2年・執行猶予3年の判決が下っていたのは、槇原敬之(53)。
「遡って2018年の春に、仕事場にしていたマンション内でラッシュや微量の覚醒剤を所持。さらに逮捕当時も自宅にラッシュを所持していた容疑での逮捕でした。
逮捕の翌月にリリースが予定されていたアルバムは発売延期になり、デビュー30周年で予定されていたツアーが中止に。活動休止となっていましたが、2021年の秋から少しずつ音楽活動を再開していました」(同前)
昨年9月当時、公式サイトに発表されたコメントにはこんな風にある。
《昨年私の犯した罪により、ファンの皆様、関係者の皆様に多⼤なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。
⾃分の⽢さや⾃覚の無さ、⼀⼈の⼈間としての未熟さを痛感し、⽇々深く反省しております。
活動を休⽌し、今後についてよく考えに考えた末、やはり私には⾳楽しかないという気持ちに気付き、楽曲制作をすることに決めました。
時期尚早とお叱りを受けるかもしれませんが、もう⼀度⼼新たに活動を再開いたします。
皆様の信頼を取り戻せるよう、精⼀杯真摯な気持ちで取り組んでまいります》
「もう大丈夫です。安心してください」
そして、いよいよ今年。実に3年ぶりとなる全国ツアー計23公演が行われたのだ。まったく衰えぬ美声で名曲の数々を歌う槇原を、多くのファンがコロナ禍で禁止された歓声替わりの“拍手”で何度も「おかえりなさい」と迎え入れるライブだった。
曲の合間のトークでは、こう「謝罪」と「感謝」の言葉を繰り返した。
「この3年間、槇原敬之のファンだとか曲が好きだとか言いづらい風にして、ごめんなさい。3年間色んなことがありまして、やっとここに立つことが出来ました」
「こんなん言ったら笑われるかもですけれど、もう大丈夫です。安心してください。あらためて本当にごめんなさい、ありがとう」
前出の芸能デスクが解説する。
「いきがかりじょうタバコをやめたとか、引っ越した話、『美味しいものを楽しむ男子会』を結成したおかげで3、4キロも体重が増えた――、などとプライベートなサービストークも多々あった。おととしの逮捕は薬物関係で2回目だったわけですが、槇原本人が以前よりさらに朗らかになったと評判です」
11月に発売されたこのツアーのDVDの売れ行きも好調でステージの数も増えてきたというが、失った信頼と仕事を取り戻しきるにはもうしばらく時間がかかるかもしれない。