「小さい頃からテレビに出ていて“スター”という感じでしたが『お母さんみたいに料理が美味しく作れるようになりたいです』と発表していて、まだまだ可愛らしい子供なのだなとほっこりした気分になりました」(同級生の保護者)
「吹奏楽をやる気はないのではないか」という疑念は…
福原は中学校も埼玉県の公立中学校に進学し、吹奏楽部にも入部。中学時代の同級生で吹奏楽部で青春時代を共にしたAさんが語る。
「遥ちゃん、本当はテニス部に入部したかったみたいですが、芸能活動との兼ね合いで日焼けしちゃダメ、怪我の可能性があるものもダメということで吹奏楽部にしたようです。私は吹奏楽がやりたくて入部したので、それを初めて聞いた時は少し嫌な気持ちになりました」
Aさんを含めた吹奏楽部の部員たちは当初、福原に対して「吹奏楽をやる気はないのではないか」と感じていた。しかし一緒に練習を重ねる中で、部活の雰囲気は変わっていったという。
「吹奏楽部は3学年合わせて15名ほどで、遥ちゃんはクラリネット担当でした。芸能活動でさすがに毎日は参加できていませんでしたけど、それでも参加できる日は朝練や放課後の練習も積極的に参加していました。芸能の仕事を羨む私たちに対して『私も、皆みたいに演奏上手くなって、コンクールだけじゃなくて、パレードや地域のイベントにも参加したい』と、逆に部活動を頑張っている私たちを褒めてくれたのを覚えています。芸能活動をしてることを鼻にかける様子もなく、むしろ『コンクールの前しかちゃんと練習できなくてごめんね』と申し訳なさそうにしていました。コンクールの当日は芸能の仕事があってもなんとかスケジュールを調整していたようで『コンクールだけは皆の足を引っ張らないように頑張るから!』と熱意がすごかったです」(同級生のAさん)