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 福原は負けず嫌いで、できないことがあると人一倍悔しがり、泣いてしまう事もあったという。そんなストイックな顔の一方で、福原には“天然”な面もあった。Aさんが続ける。

「学校行事の体育祭や合唱コンクールなど校外の人も入れるイベントで、吹奏楽部が演奏することがありました。そうなれば、“まいんちゃん”を見にくる男性もいるわけですよ。それで『あの人遥のこと見に来たんじゃない?』といじったら、『え、でも私全然知らない人だけど?』って。『遥が知らなくても遥のことを知ってる人はいっぱいいるよ』とツッコまれてました」(同前)

ピチレモン時代(モデルプレスより)

「仕事を辞めようかな」とこぼしていた時期も

 男子にも教師にも気に入られて学校には溶け込んでいたが、悩みも抱えていたという。

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「芸能活動であまり学校に来られず、勉強に追いつけていないことをすごく悩んでいました。仕事もして、部活もして、それなのに合間に塾に通ったりと努力していたみたいです。『仕事を辞めようかな』とこぼすこともありました」

 そんな福原を芸能活動につなぎとめたのが“朝ドラ”だった。

「中学1年生の時に『花より男子』が再放送されていて、吹奏楽部で再ブームが起きたんです。みんなマツジュン(松本潤)がかっこいいとか、小栗旬が好きとか盛り上がっていたんですが、遥ちゃんは『つくしちゃんが可愛い、なりたい』と井上真央さんにべた惚れ。ちょうど朝ドラも井上真央さんが主演の『おひさま』で、朝学校に来ると『見た!?』って聞いてくるんです(笑)。今度は井上真央さんみたいに朝ドラに出たいって言うようになったんですけど、本当になっちゃいました。本当に朝ドラのヒロインみたいな子ですよね」(同前)

「舞いあがれ!」の台本を手に 本人インスタグラムより

 福原は「憧れ」と公言する井上真央と同じステージに立つことになった。視聴率は前作「ちむどんどん」の視聴率を下回る低空飛行でのスタートだが、ここから“舞いあがる”ことはできるのだろうか。