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「舞ちゃんが急にドジでバカな子に…」朝ドラ『舞いあがれ!』で酷評された“魔の第8週”の原因になった“クセ強演出家”とは《担当作品はトラブル頻発》

「舞ちゃんが急にドジでバカな子に…」朝ドラ『舞いあがれ!』で酷評された“魔の第8週”の原因になった“クセ強演出家”とは《担当作品はトラブル頻発》

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「第8週は“魔の週”でした。『ちむどんどん』で朝ドラに幻滅し、でも『舞いあがれ!』でやっぱり朝ドラっていいよねって思っていたのに……」

 朝ドラファンがこう嘆息する原因は、11月21日~25日にかけて放送された福原遥主演の朝ドラ『舞いあがれ!』第8週だ。一つ一つの言葉を繊細に紡ぎ、登場人物一人一人の心情や背景を丁寧に繊細に描いていることで高評価を得ていた同作だが、突然ドタバタのコメディタッチに急変。視聴者の度肝を抜いた。

「舞いあがれ!」(番組公式Instagramより)

「航空学校編」から謎のドタバタコメディ風に

 月曜のたった1回分、15分間が放送された段階でSNSには「#舞いあがれ反省会」というタグをつけた作品の批評が溢れかえる事態に。朝ドラでは大評判の作品にも「反省会」はつきもの。第7週までもタグ自体は存在したが、ささやかかつあたたかなツッコミが主流だった。しかし――。

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《今週から突然つまらなくなった》

《舞ちゃんが急にドジでバカな子になってしまった》

《全く別のものになってしまった。「ちむどんどん」風のドタバタコメディ要らない》

『舞いあがれ!』は、ものづくりの町・東大阪で生まれたヒロイン岩倉舞(福原)が、長崎・五島列島に住む祖母や様々な人との絆を育みながら、パイロットとして空を飛ぶ夢に向かっていく、挫折と成長の物語。第8週からは航空大学校へ舞台を移した「航空学校編」のスタート週だった。前出の朝ドラファンがこう解説する。

ヒロインの福原遥(番組公式Instagramより)

「バラエティ番組のような演出に驚き」

「福原さんが演じるヒロインは、『自分の気持ちはなかなか言えないけど人の気持ちには敏感』な子。人間像に深みがありました。それが8週目に入って急に『勉強ができないドジでバカな子』として描かれはじめた。バイト先でコーヒーをぶちまけたり、忘れ物をしたりと、ありきたりな“ドジっ子”になってしまったんです。

 演出にしても、それまでは登場人物の小さな表情の変化や心の機微を掬い上げるようなカメラワークで、こちらもストーリーに没入できました。でも第8週には航空学校のチームメイトのアップが6分割で映し出されるなど、バラエティ番組のような演出がされていて。なにが起きたんだと驚きました」

 確かに制作統括の熊野律時氏は、「スポニチ」(11月22日付け)のインタビューでこう語っている。《シチュエーションが変わり、学園モノの要素が濃くなっている。舞や6人のチームと教官の芝居で物語が進んでいくので、必然的に前週までとはテンポやタッチが変わる》

 とはいえ、もはや「別作品のよう」(前出・朝ドラファン)と言われるまで変貌してしまったのはなぜなのだろうか。SNSで“戦犯”として名が挙がったのは、今話題のジャニーズだ。