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大幅にスケジュールは狂ったものの無事にコラボ商品が完成、しかし…

 予期せぬドタキャンでスケジュールは大幅に狂ったものの、同年7月には無事撮影は終了。深田が同席のもとで香りを選び、香水「Eimy Latte オードパルファム」と「オードパルファム」の2種類計2千本は、2021年11月にようやく販売にこぎつける。無事にコラボ商品が完成したとはいえ、深田側の2度のドタキャンで約100万円の損害が生じている。深田のマネージャーは「キャンセル代は事務所で弁済する」と謝罪していたというが、いざA氏が請求書を送る段になると、U氏は電話にもメールにも応じず、一切の連絡が取れなくなっていた。

香水自体は無事に製作できたが…
コラボで大事な「撮りおろし写真」の撮影までに2度のドタキャン

 2022年8月、A氏は東京簡易裁判所に「支払督促申立書」を送る。約100万円の支払いを求める通知は、裁判所を介して深田の所属事務所へと送られたのだが、宛先の住所に受取人が居住していないとして、未達扱いになってしまう。

事務所では受け取りがなかった

差し押さえた口座残には6千円…さらに国税局まで現れて

 その後の同年9月に事務所の社長宅へと再送され、今度は無事受け取られたというが、いつまで経っても連絡はない。100万円の未払い金が宙に浮いたままの状況に業を煮やしたA氏は、ついに“強制執行”を申し立てる。12月には事務所の口座を差し押さえることに成功するが、口座残高を見て絶望した。

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「それほど期待していたわけではありませんが、なんと口座にはたった6000円ぐらいしか入ってなかったんです。率直に『やられたな』と思いましたね。それで次の一手を考えなければと思っていた矢先に、突然ウチの事務所に東京国税局の職員が3人やってきたんです」

 国税庁に睨まれるような心当たりのないA氏はいささかうろたえたが、国税局の職員が姿を現した理由は、A氏の想像をはるかに超えたものだった。

「あわてて来意を尋ねると、『深田えいみさんの件です』と。『詳しくは話せない』と申し訳なさそうに言われました。どうやらフォーティーフォーマネジメントから深田さんへの金の流れを調べているようで、私は先方との契約書などを彼らに渡すことになりました。驚きましたよ。まさか損害賠償を求めている最中に、国税局から協力を依頼されるなんて。深田さんたちがどういう仕事のやり方をしているかは知りませんが、私としては、とにかく深田さんの都合で生じた100万円の損害を弁済してほしいという一心です」

自身のツイッターでも香水を宣伝していた

 ささいなドタキャンが、なにやら大ごとになっているらしい。A氏の訴えるトラブルの事実関係を確認しようと、深田の事務所を訪れたが応答は一切なかった。深田えいみ本人と事務所双方に質問状を送っても、期日までには何の返答もなかった。

 深田はいまも、SNSでセクシーなインフルエンスをまき散らしている。