ところが1週間でも住んでみると意外と生活感もあり、スーパーやコインランドリーなど生活感のある施設も近くにあることに気づきます。その後、そのリフォーム業者の不手際もあって、さらに4週間も都内に住むことになったのですが、そのことをきっかけにこうした場所も自宅として検討すべきだという視点になったそうです。
さらに自宅投資の話を書籍や知人からも得ており、先々の売却もトータルで考えて、住宅ローンを組み、都内に住むことにしました。以来、その人は「いつか売ってまたよい物件を買おう」という思考に変わったそうです。
稀少車は4年落ち以上の中古車で節税を考慮
また、車も投資の対象になります。もちろん高く売れる車とそうでないものがあります。為替動向、海外需要、生産時期や販売台数、年代などなど。具体的な相場は知らないにしてもカーマニアはそういった「マニアがほしがる」車種は当然知っているものです。そういったカーマニアならたくさんいるのではないでしょうか。
しかし、多くの人は「大金を稼いだらいつか買う」と思いつつ、自分の収入を考えると夢のまた夢であると考えがちです。そして、週刊パートワークのような分冊百科(フェラーリなど人気の車や城など、毎週パーツが付属しているので、少しずつ組み立てるマガジンでおなじみのやつです)でその想いを埋めている人が多いものと思います。
これが投資家と一般人の違いと言えるでしょう。マニアですから目利きはできるわけです。お金がなければローンを組んで、購入することもできるでしょう。ただし、もちろん最大のポイントは売却時の価値です。一時的に保有することで夢もかないますし、きちんと目利きできれば利益も出て、次の車を購入する資金もできます。
投資家の多くはスポーツカーなどの稀少車に乗っていることが多いですが、乗り換え前提であることが多いです。見栄で購入するというよりは4年落ち以上の中古車で節税を考え、その上資産価値を見ているわけです。
駐車場のスペックを重視することは、資産価値を維持するための必須条件
いかがでしょうか? 資産価値が見えてくると車も自宅も永久に保有するという感覚はなくなってきます。シン富裕層の人たちの物欲が少ないのは、こういうところに結びつくのかもしれません。
余談ですが、マンションの資産価値が維持される要因として、これからは特に駐車場が重要となるようです。EV化によって旧車の価格が上昇し始め、新しい車よりも価値があることも珍しくありません。
しかも自動車は法人契約の場合節税にも繋がるため、より資産価値が高い車の購入を考える人が増えると思われます。もちろん広めの平置き駐車場がベストですが、機械式駐車場でもSUVが停められたりできるような、車幅が広く高さ制限に余裕がある駐車場があるかどうかも重要となります。
特に車幅はぎりぎり入るからと言っても、駐車場のパレットにホイールが接触して傷つくと、修理代はとんでもない金額となってしまいますから。購入するマンション選択の中でも駐車場のスペックを重視することはこれからの資産価値を維持するための必須条件とも言えます。