2023年1月に出産をしたばかりのあやまんJAPANのリーダー、あやまん監督。43歳で妊娠・出産に至るまでには、長い彼氏不在期間と男性不信、そして諦められない子どもへの思いなど、さまざまな葛藤があったと言います。
出産直前のあやまん監督を直撃したインタビューの後編です。(前後編の後編/前編はこちら)
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42歳を前に、大急ぎの不妊治療
――つわりは大丈夫ですか。
あやまん監督(以降、あやまん) 都市伝説だとは思うんですけど、お酒が強い人はつわりが少ないって聞いて。たしかに酒好きなメンバーのたまたまこもまったくつわりがなかったんです。だから、なんとなく私は大丈夫だろうなって思っていたら、案の定大丈夫でした。
――不妊治療費助成の対象年齢ギリギリとなる42歳を前にして、妊活をはじめたそうですね。
あやまん はい。ただ、昔から子宮筋腫がたくさんあって。そのせいで生理の時に貧血になることが何度もあったのですが、妊娠を望まないのであれば、そのままでも問題ないと言われていました。ただ、子どもを作るなら取ったほうが良いということで、まず妊娠を見据えて切除手術をして。
その際、術後半年は妊娠NGなのですが、卵子だけは早く保存したほうが良いということで、術前に卵子凍結したという流れです。
――ちなみに、切除した筋腫は見ましたか?
あやまん 見ました。19個400グラムもあって、こう、並んでて。シロコロホルモンみたいな感じでした(笑)。
――不妊治療の成果はすぐに出たのですか。
あやまん はい、運良く1回目の移植で妊娠できました。年齢のわりには卵子の状態や在庫数がいいと言われていたことと、短期集中型の攻めるクリニックだったことがうまく合致したのかもしれません。
――クリニックによってもタイプがいろいろあるんですね。
あやまん 若かったらナチュラルなやり方でゆっくりやる方法もあると思うんですけど、私は年齢のことがあったので。それに、経験者から「トライする回数が増えるごとに心身も金銭的にもダメージが大きいから、短期集中がおすすめ」と聞いていたので、そういう病院を選びました。
――順調に妊活が進んだようにお見受けするのですが、出産を直前に控えた今どんなお気持ちですか。
あやまん つわりもほとんどなく、妊婦だからといってそんなに不自由を感じていないからこそ、生まれてからのことが不安ですね。