――ちゃんと子育てできるかどうか、ということですか。
あやまん 40年以上ずっと一人で好き勝手生きてきて、やりたいことだけやっていた日々から一転、産んだら毎日、少なくとも20年くらいは責任が生じるじゃないですか。それに耐えられるのかという不安がメチャクチャあります。
物心がついた子どもには、見せたくない
――今1歳半のお子さんを育てているたまたまこさんや、初期メンバーで一番早くお子さんを持って脱退したファンタジスタさくらださんから何かアドバイスは?
あやまん さくらだは「とにかくかわいいから産んじゃえば大丈夫だよ」と。それでも新生児期は3時間毎にミルクあげないといけないとか夜泣きが大変だとかって聞くじゃないですか。ただ、たまこも「それでも全然大丈夫だよ」みたいに言ってくれるから、まあ何とかなるんだろうとは思いつつ……不安という感じです。
――この取材中も、横でたまこさんがお子さんのオムツ替えをしていたりして、職場環境としては最高ですよね。
あやまん それこそたまこは生後3ヶ月で子どもを連れて営業に復帰してましたからね。
――営業も子連れOKなんですね。子持ちのメンバーは何人くらいいるんですか。
あやまん 1、2、3、4、5……何人ぐらいかな。あやまんJAPANにNGはないので、何でも受け入れてます。毎月やってるファンとの交流会に子どもを連れてくるメンバーもいますね。
――お子さんができたことで、パフォーマンスに変化はありましたか。
あやまん 物心ついた子どもにはあんまり見せたくないなとは思います(笑)。でも育児書とかを読むと、お腹にいる子も5ヶ月頃から「聴覚はしっかりできてます」と書いてあったので、「ぽいぽい」だの「イク時は一緒だよ♡」は日々、聞いてるでしょうね。
――オーディエンス的に、赤ちゃんも蹴って応えることもありますか。
あやまん 「一緒だよ♡」ってお腹の中でやってますかね(笑)。ただ、さすがにお腹が大きくなってからはあやまんジェットコースター(※)ができなくなりまして。思いのほかご乗車されるお客さまの頭が下っ腹にダイレクトにくるので、今は他のメンバーにジェットコースターをやってもらうようにしてます。
編注:あやまん監督のスカートの中にお客の頭を入れた状態を“トンネル”に見立てて乗車する、あやまんJAPAN名物のアトラクション芸
――妊娠・出産によるホルモンバランスの変化で性的なことを受け付けなくなる方もいますが、あやまん監督は仕事でエロを扱うことがしんどくなったりしましたか。