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「捨て身の覚悟」での“事務所ネタ”にジャニーズも黙認

「あの質問に関して、ジャニーズサイドは藤ヶ谷がどういう形で質問に答えるか、事前に把握はしていなかった。藤ヶ谷が収録の場で自分の責任のもと、自分の意思で、自分の言葉でああいう形で答えた。

 単に退所説を否定したいだけならば、あそこまで突っ込んだ話や、マイナスイメージになりかねないことは話さなくてもよかったはずですが、藤ヶ谷は優等生的な発言をしてその場を逃れるのではなく、本音を話した。その背景には、恩人中居の期待に応えるためにもバラエティ番組で爪痕を残したいという気持ちがあったのではないでしょうか」

 日本テレビ局員は「中居イズムを継ぐ者として存在感を示していきたい」という気持ちの表れではないかと、こうも語る。

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「単なるお飾りの代役に留まらず、このチャンスをものにしないといけない、という思いもあったのかもしれませんね。代役を務める『仰天ニュース』と同じ日テレの番組ということもあり、捨て身の覚悟で事務所ネタを話すことにしたのでしょう。ジャニーズ事務所もそんな彼の気持ちをわかって黙認した。

 人気グループの退所が相次いでいるとはいえ、SixTONESやSnow Manといったグループが上り詰めてきている今、ジャニーズは戦国時代。若くて演技の評判も高く、バラエティ番組にも引っ張りだこの彼らに後れを取らないためにもここが正念場と思っているはずです」

主演ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』の撮影は難航

 12月下旬、都内のスタジオから出てくる藤ヶ谷の姿があった。この日は、1月14日にスタートした藤ヶ谷が主演を務めるテレビ朝日のドラマ「ハマる男に蹴りたい女」の撮影2日目。撮影を終えた藤ヶ谷は帽子にサングラス、マスク姿の完全防備の状態で迎車に素早く乗り込み、現場を後にした。

撮影現場から帰る藤ヶ谷。全身黒の完全防備だったが、スタイルの良さが際立っていた ©文藝春秋 撮影/松澤和也
藤ヶ谷の主演ドラマ「ハマる男に蹴りたい女」

 本作は女ばかりの下宿「銀星荘」の管理人を務めることになった元エリート会社員(藤ヶ谷)と住人の恋模様を描いたラブコメディー。しかし、テレ朝関係者によると撮影は難航しているのだという。