杏里 言われて「あっ、そうだ」って。
進一 徐々に思い出してくれたからよかったんですけど、結構ひどい状態で。
ーーてんかんは先天性ではなく、後天性のものですか? 過度なストレスが招くといいますが。
杏里 そうですね。
進一 ストレスが一番でかい気がするけど、お酒も一因です。
杏里 らしいんですけど、自分ではそんなに飲んでる意識はないんですけどね。改めて、てんかん専門の病院で脳波を調べてもらったら「これはお酒もあるね」って言われました。
だから、それからはお店に出勤するときもノンアルやジュースでした。さすがにシャンパンを開けてもらったら、乾杯程度はしてましたけど。
発作が起き、レベル3の状態で救急搬送
ーーほかに気をつけていることは。
杏里 友達付き合いを考え直しましたね。進一とお義父さんから「付き合う人間を考えろ」って言われて。私、結構誰でもウェルカムなタイプだったんだけど、それでいろいろあったので。
ーー現在は体調のほうも良くなって。
杏里 いまは。11月に倒れてから1週間は、家から出られなかったです。タバコも吸口と先を逆にして吸っちゃったり、よくわからないことをやったり言ったり。
進一 発作が起きて運ばれたとき、救急隊員の方に「自分の年齢わかりますか?」って聞かれて「23歳」って言ってました。救急隊員の方たちの会話を聞いてたら、杏里の状態をレベル3と言ってたんですよ。レベル4まであって、4は死亡なんですよね。3だから結構ヤバい状態だったし、僕もテンパりました。
1月に「インフルエンサー宣言」
ーー杏里さんにとっては、進一さんだけでなくお義父さんの存在も大きそうですね。
杏里 めちゃくちゃデカいですよ。いままでお父さんって呼べる人がいなかったんで。ここまでしてくれるお父さんって、たぶんいないんじゃないかって。
進一 うちの父親、いい意味で普通じゃないんですよ。なにがなんでも家族を守る。仕事だろうがなんだろうが家族を優先する。そのレベルが、一般のお父さんをはるかに超えてる。
杏里 私は父親がどういうのかわからなかったし、まず「父親とかいらねえし」ってのがあったんですけど、お義父さんと出会って「こういう人がいるんだ」と。
ーー1月頭に「インフルエンサー宣言」をされましたが、やはりお店を持つことなども考えてますか。
進一 全然考えてます。