長らくカーイベントの花形とされてきたイベントコンパニオンたち。華やかな衣装が会場の視線を集めてきたが、近年ではF1のグリッドガール廃止をはじめ、イベントにおける女性の立ち位置には変化が生じている。
実際のところ、イベントコンパニオンとして出演する女性たちは、どのような思いから「見られる仕事」を続けているのだろう。今回は東京オートサロン2023に出展する「RE雨宮」ブースの「月野もも」さんにインタビュー。
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自分でスケジュールをコントロールできる魅力
私は普段マルチタレントとして活動していて、東京オートサロンは今回が初めてなんですよ。去年は東京ゲームショウで幕張メッセに来ていたのですが、そのときとは会場の空気がガラリと変わって新鮮ですね。
私自身は車を持っていないのですが、父が車好きで、一緒にドライブに出かけたりしていました。実家は車が必須のエリアだったので、車はずっと身近な存在で。今の仕事でも、イエローハットのCMに出演したり、ランボルギーニが多数出展されるイベントでMCを担当したりと、車には不思議と縁がありますね。
もともと芸能活動をはじめたのは、インスタのDMからスカウトされたことがきっかけです。その前はカフェの店員をやったり、貿易事務のOLをやったり。OLのときはずっと机の上でパソコンを弄っていたので、この仕事をはじめて生活は一変しましたね。
実を言うと、OLの仕事は2年くらいしか続かなかったんですよ。毎朝同じ時間に起きて、キッチリ決まった生活を送るのが、どんどんしんどくなっていって。今考えても、自分には絶対に続けられないなと思いますし、ほんとに、毎日通勤しているサラリーマンの人たちには尊敬の念しかありません。
今は自分で事務所を立ち上げて、スケジュールもある程度コントロールできるので、そこはかなり楽になっていますね。もちろん、自分でクライアントと打ち合わせをしたりと、仕事が増える部分もありますが、自分のペースを作っていけるのは大きいです。
幸い、今のところ芸能関係の仕事だけで生計を立てられていて、色々な方面に活動を広げられるようにもなりました。モデル以外だと、ゲーム関係の配信をしたり、イラストを描いたりもしているんですよ。なので、「どういう仕事をしているの」と聞かれると、一言で答えるのがなかなか難しいんですよね。
グラビアの仕事も頂くことがありますが、肌を見せることに抵抗を感じたりはしませんね。こういう仕事をしているなかで、自分にとっては自然なことになっていると言いますか。自分としては、とにかく色々な活動を通じて、ファンの方たちの期待に応えられたらいいなと思っています。
これからもそれぞれの方面で活動を頑張りつつ、より多くの人たちに知ってもらえるようになりたいですね。街を歩いていて、「月野ももちゃんだよね?」と声をかけられるくらい有名になれたらいいなって思います。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。