長らくカーイベントの花形とされてきたイベントコンパニオンたち。華やかな衣装が会場の視線を集めてきたが、近年ではF1のグリッドガール廃止をはじめ、イベントにおける女性の立ち位置には変化が生じている。
実際のところ、イベントコンパニオンとして出演する女性たちは、どのような思いから「見られる仕事」を続けているのだろう。今回は東京オートサロン2023に出展する「豊田自動織機」ブースの「あさのまお」さんにインタビュー。
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モデル・ライバー・会社員という3つの顔
もともと車が大好きなので、こうやってオートサロンの場に立たせてもらえて、感慨深い気持ちです。ドライブも好きですし、普段から車のエンジン音をYouTubeで聞くのがちょっとした趣味だったりして。今日は車に囲まれた環境で、とてもワクワクしています。
芸能関係の仕事をしようと思ったのは、インフルエンサーの「ましゅろ~」ちゃんという人に憧れたのがきっかけです。彼女以外にも、インフルエンサーの人たちが周りに影響を与えているのを見て、自分も同じような仕事ができたらいいなと思ったんですね。
イベントコンパニオンとして活動しはじめてからはまだ1年くらいで、あまり頻繁に出ているわけではありません。最初は撮影会メインの事務所に所属して、そこで「イベントコンパニオンの仕事もあるよ」と紹介してもらって。まだ経験が浅いので、色々学んでいきたいですね。
ちなみに、こういうイベントや撮影会のほかにも、ライバーの事務所に所属していて。「ポコチャ」というアプリでライブ配信をやっていて、自分の活動のなかでも大きな軸になっているんですよね。
ライブ配信というとファンからの「投げ銭」が有名ですが、ランクに応じた時給制度がベースにあるので、意外と収入は安定しているんですよ。
一応、今のところはモデルやライバーの仕事だけでも生計は立てられるのですが、普段は会社員として働いているんです。SNS関係の仕事で、大手企業のSNSを運用したり、配信の台本を書いたり。自分の配信で得た経験を活かせますし、反対に会社でのノウハウがこっちに活きることもあって、どちらの仕事にもプラスになっていると思いますね。
会社の人たちも、配信アカウントをフォローしてくれたり、実際に配信を見に来てくれたりして、かなりサポートしてくれているんです。業務内容とも近いですし、理解は得やすかったですね。
今後はまず、ミュージックビデオに出ることが目標です。以前から、音楽が表現する世界観に貢献できたらいいなと思っていて。今はそういう方面に強い事務所に所属しているので、近いうちに実現できたらいいですね。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。