ターニングポイント前から反響が…「いや、まだまだだよ!?」「『次も神回だよ!』って言い続けました(笑)」
──その『リコリコラジオ』は、現在もYouTubeで配信されている番組ですが、すごい反響ですね。
若山 以前は毎週収録(現在は隔週)だったので、みなさんの反響をリアルタイムに近い感覚で受け取って一緒に楽しんでいました。机の上にリスナーさんからの質問が山積みになるし、メールボックスもどんどんいっぱいになっていくし、構成作家さんはたいへんだっただろうなあ、って(笑)。
安済 1話目の放送くらいから、いろんなところですごい反応が出ていたんですよ。序盤のターニングポイントって3話目じゃないですか。だから「いや、まだまだだよ!?」なんて思っていました(笑)。
若山 ラジオでも「次も神回だよ!」って言い続けましたからね(笑)。
──これだけの反響があると、「まだまだ『リコリコ』の世界を観たい!」という方もおられると思います。
安済 私も彼女たちの今後を観てみたいです。演者としても、すごく自由に演じさせてもらって……。
私、パッケージ特典のブックレットで、制作陣の方々にお話をうかがう機会があったんですが、みなさんも足立監督から「自由にやって」と言われていたそうなんです。我々も含めて、それぞれのポジションの人たちが、自由にやったものがかみ合ってできていった作品なんだと思うんです。
若山 作品に関わる自分たちも、作っている段階で、すばらしい作品になるという確信がありましたから、それが多くの方に届けられてよかったですよね。
安済 うん、そうだね。こうした最高のチームに、また参加できる日が来たらいいな、と思っています!
若山 私ももう少し『リコリコ』の世界に関わっていたいな、と思っているひとりです。みなさんまだまだ一緒に、作品を盛り上げていただけますと、うれしいです。
安済・若山 今後ともよろしくお願いします!
取材・文=一角二朗 撮影=山元茂樹
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