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ーー早稲田、慶應、上智あたりだと、名門校だけに先のことを考えたら就職したほうがいいのかなと悩みそうですよね。

藤井 就職しちゃう人はパッと就職しちゃいますね。

 これは僕の勝手なイメージですけど、頭のいい大学のお笑いサークルって組織としてキッチリしてない? 偏差値が高ければ高いほど、その傾向が強い感じ。

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山口 たしかにそれはある。

藤井 ほんと、ちょっとした芸能事務所みたいになってる。スタッフがちゃんと回していて、定例会みたいなのもやっていて。

所属する「STRIP GUN CLUB」はネタも汚くて下ネタばかり

ーーそういう部分にも大学のレベルが反映されている?

山口 ありますね。

ーー例えば日大など、人数の多い大学はどうですか。

藤井 日大にはお笑いサークルが、3つか4つありますよ。実際、強豪ですしね。

宮迫博之の息子・藤井陸さん コンビではツッコミを担当している

山口 面白いし、組織としてもしっかりしてますね。

ーーお2人が所属する専修大学の「STRIP GUN CLUB」の立ち位置は?

藤井 専修大学は、とてつもない地下感がありますね。

山口 地下中の地下です。

藤井 でも、ようやく変わってきたんですよ。僕らの1個下の後輩たちからだんだんと。

山口 ちょっとずつ華やかになって。俺らやその上は、ほんとにひどいもんですよ(笑)。

藤井 見た目も汚ければ、ネタも汚くて下ネタばかり。

山口 けど、僕らはそこが好きで入ったところがあるんですけどね。

藤井 危険なサークルだと思われてたので。僕らのことを知ってる人たちは「あそこにフライドポテトが行ったぞ。大丈夫か?」みたいな。で、ちゃんとそっちに染まっていったという(笑)。

山口 ほんと汚く染まったね(笑)。

専修大学お笑いサークルに所属していたフライドポテト

29歳がM-1に挑めるラストイヤー

ーーちなみに、関西はどんな感じでしょう。

藤井 同志社が強いんです。あと、関西大学とか関西学院とか。

山口 やっぱり関西は、漫才がうまい。

藤井 アイデア勝負の大学お笑いに寄ってはいるんだけど、漫才の基本形を壊していないといいますか。きれいなんですよ。こっちじゃ見たことない漫才をやる。で、やっぱりそういう人たちは結果を出すのが早いですね。すぐM-1で勝っちゃうんですよ。

 いまは東北も盛り上がって、すごい人が出てきていますから。大学お笑いが注目されて、いろんな人たちが出てきてグッチャグチャになってるよね。

山口 うん。群雄割拠。

ーーM-1の話がチラッと出ましたが、今後は当然M-1にも挑むわけですよね。

藤井 M-1に限らず、賞レースは頑張っていきたいですね。キングオブコントでコントにも挑戦したいというか、やらなきゃなと思ってます。

 M-1に関しては、僕らが挑めるラストイヤーって29歳くらいなんですよ。出場資格がコンビ結成から15年以内で、僕らは14とか15でコンビ組んでますから。「あと8年しかない、ミスったな」って。