(4)根魚だけじゃない! カワハギも釣れる「胴突仕掛け」(9号2本針×3セット)
近年堤防釣りの人気ターゲットの仲間入りを果たしたと言っても過言ではないカワハギ。
釣り自体の難しさもあるが、実は仕掛けやエサが高価なこともその釣りのハードルを上げる原因にもなっていた。エサはボイルやスチーム加工された安価な冷凍あさりでも釣果が上がっているが、仕掛けは船釣りの転用になるため値段を選べない。
何か安くて釣れる仕掛けはないかと探していたところ……。
あったのだ。
カワハギ仕掛け同様の胴突仕様、そしてハリスも2号なので大型のカワハギにも対応。2本針だが100円で3セットなのでお得なのは間違いない。本来カワハギはオフシーズンの2月だが、水深が10m以上あり水温が15℃以上で安定している釣り場で試したところ……。
入れ食いになった。
良型が面白いほど釣れた。
私自身、一年中オカッパリ中心にカワハギを専用の仕掛けで狙っていることもあり、偏った意見にならないようダイソー胴突仕掛けとのメリット・デメリットを比べてみた。
【ダイソー胴突仕掛けのメリット】
・価格が安い
・いつでも手に入る(専用仕掛けは売り切りのためシーズンオフの冬は入手しづらい)
・小さい針まで揃っている(その代わりハリスが細くなるので注意)
【ダイソー胴突仕掛けのデメリット】
・ハリスが長いので(10cm)アタリが出にくい。これは小型や低活性時のカワハギにはかなり不利になる
・丸セイゴ針のため飲み込みは良いが、アタリをかけていく釣りではハゲ針に劣る
・2本針なのでエサの充填頻度が高い
・直結仕掛けのためハリスや針先が傷んだ場合は全交換になる
デメリットの対策として、潮下に投げて仕掛けを張るなどの対策をとればアタリは出やすくなる。さらにアタリが出ても少し待って飲み込ませた後に合わせるのも手だ。また一仕掛けで20cm越えのカワハギを12匹まで釣ったが、ハリスがへたってしまうと魚がかからない原因になるので数匹釣れたら交換をオススメする。
何の捻りもない使い方ではあるが、本来、根魚用のイメージが先行する胴突仕掛けで意外とカワハギ釣りにも転用できるので試していただきたい。