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本当に投げて巻くだけで釣れる

 一見、チュッパチャプスにも見えるが、実は釣具とはかけ離れたおもちゃコーナーに置いてある「はねるボール(パステル10個入り)」と「PP軸綿棒」の軸(※現在PP軸綿棒は全エリアで在庫なしとなっていた)やスプレーボトルのチューブで自作したものだ。そこにメバル用のハリス付き針(ハリスは60cmを残してカットする)を結んでワームをセットするだけ。

はねるボールは、10個中2個だけサイズが大きいものが入っているのでそちらがオススメ

 この仕掛けによって、エサを求めて浅場にやってきたメバルが投げて巻くだけで釣れる。釣りが上手い人ほど(そこに秘められたテクニックの説明をすべて省略して)「投げて巻くだけで釣れる」と言いがちだが、これは本当に投げて巻くだけで釣れる。強いて言うなら、ゆっくりと潮の流れ(抵抗)を感じるくらいスローに巻く。最大の魅力は、はねるボールに浮力と自重があるため遠投できて、かつゆっくり表層を巻くことができる点だ。

■用意するアイテム&作り方

・はねるボール(パステル10個入り)

・スプレーボトル300mlのチューブ

・浮き止めゴムストッパー

・サルカン

・メバル用針(針7~9号6本入り)

・アジ・メバル用ワーム

 

(1)はねるボールにチューブより少し径の小さな穴を空ける

(2)穴にチューブを通したら4㎝ほど残してカット

(3)メインライン(PEライン0.8号推奨)にリーダーを60㎝結ぶ

(4)浮き止めストッパーを通す(フロートがPE側に上がらないため)

(5)フロートを通してサルカンを結びハリス付き針を結ぶ

(6)ワームをセットして完成!

 昨年の春に何度か釣行を重ねた結果、リリースを含めるとトータルで50匹ほど釣れた。

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良型のメバルまで釣れる

 自分でもよく行く釣り場だったが、狙い方を変えるだけでここまで釣果が伸びるとは思わなかった。コツとしては表層を漂うマイクロ生物を意識して巻くと気持ちいいアタリがとれる。

手元まで鋭いアタリが伝わるので楽しい!

 今まで浅すぎて釣れないだろう、狙うのが難しいと思っていた釣り場がすべて好ポイントだったことに気が付いた仕掛けだった。