これまで「ダイソーの格安釣具で魚は釣れるのか?」というテーマでアイテムの紹介や釣行レポートをお届けしてきた。ありがたいことに、それらの記事をきっかけに釣りに興味を持ってくださった方がSNSでも散見された。
今回は釣り沼へ招待した責任として、さらなる境地へとご案内したい。同じダイソーアイテムでも、組み合わせや狙い方次第で無限大に釣果が上がる、「説明書には載ってない爆釣仕掛け5選」を紹介する。
(1)アジやイワシなどの回遊魚が釣れる「投げサビキ」仕掛け
最初に紹介する仕掛けは、ウキを用いた遠投できるサビキ。
ダイソーの定番アイテム「サビキ仕掛け」と100円で2個入りの「波止用プラカゴ」を組み合わせることで、アジやイワシが釣れる上カゴの足元サビキ仕掛けができる。しかし、警戒心が高い時は、回遊魚が堤防の手前側まで寄ってこないことがある。2mの竿と5mの竿で釣果に圧倒的な差が出ることもあるほど魚の機嫌は難しい。釣り場で見かけるノラネコにおいても、あと数cmのところで絶対に触らせないニャンがいるように魚にも「パーソナルスペース」があるようだ。
そもそも足元まで回遊魚が接岸するタイミングは、夕マヅメと言われる日没前後のタイミングが多い。日中でも釣るためには、釣り人が入れ替わり立ち替わり人海戦術並みにコマセを投入して、魚が餌付けされているような環境でないと釣果が望めないことが多い。
そこでウキを付けて遠くに投げることで、人的なプレッシャーを受けていない警戒心の薄い回遊魚を釣ることができる。
またウキ釣りならタナ(仕掛けの水深)を変えられるので、時間によって移動の幅があるアジの回遊も抑えやすい。
■用意するアイテム(仕掛けをラインに通す順)
・浮き止めゴムストッパー
・シモリ玉
・シモリペット
・棒ウキ(4号)
・ウキ絡みストッパー
・波止用プラカゴ(サイズ8cm)
・サビキ仕掛け(針6号/ハリス1号/幹糸2号)
・ナス型オモリ(3号)