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(5)ぶっこみ釣りとカゴ釣りを融合した、その名も「ぶっこみカゴ釣り」(そのまま)

 付餌を海底にぶっこんでアタリを待つぶっこみ釣りに、カゴ釣りの真髄であるコマセによる集魚をかけ合わせたハイブリッド釣法。

カゴ釣りのウキを外して投げる釣りとも言える

 特にホームエリアである東京湾の厳寒期、低水温で悲しくなるほど魚が沖に出るなかで、堤防から根魚やアナゴなどの海底に潜む魚を狙う仕掛けだ。

■用意するアイテム&作り方

・波止用プラカゴ(サイズ9cm)

・ナス型オモリ(8~15号)※10号以上は釣具屋で購入

・チヌ釣 針4号(6本入)

・コマセ(イワシミンチやアミエビ)※釣具屋で購入

・エサはサバの切り身

 

(1)プラカゴのスナップサルカンにナス型オモリを取り付ける

(2)スナップサルカンにハリス付きチヌ針を結ぶ(ハリスの長さは30~40cmほどにカット)

(3)根魚狙いの場合はイワシミンチをカゴに詰めて投入

極寒の海で釣れた魚は…

 根掛かりを避けるため、仕掛けを組む前にナス型オモリだけ装着して海底の根を把握する。この時点でどこに投げても引っかかる場合は場所を移動する。根掛かりしない場所を見つけたら、仕掛けを組み、コマセを詰めて投入する。

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コマセの選択は自由だが、オキアミなどの粒が大きいものは一発カゴを使う

 実際、今年の2月の釣行ではカサゴが入れ食い状態になった。

 イワシミンチをコマセにしたので、テトラポットに身を潜めていたカサゴが次々と湧き上がってきたのだろう。もちろん、数匹だけキープして小型や卵を持った雌の個体はリリースした。

この時期釣れるありがたいカサゴ

 また本命の巨大マアナゴ(計測値70cm)が釣れるなど、「死の海」とも形容される厳寒期の東京湾とは思えない釣果だった。

本命のマアナゴは自己記録を上回る70cm…
片手で握れないほど太い

 暖かい時期はもちろん、冬の低活性時にオススメの仕掛けだ。

仕掛けの組み合わせは無限大

 釣具屋で購入できるアイテムより選択肢は少ないが、ダイソー釣具でも工夫次第で狙えるターゲットは広がる。魚に仕掛けを合わせていけば思いもよらない釣果が得られるかもしれない。

【投げて巻くだけ!】ダイソーのスーパーボールを使った遠投仕掛けで回遊魚が記録的な爆釣になりました

 今回紹介した釣りはYouTubeの「ぬこまた釣査団チャンネル」でも詳しく紹介しているので、ご視聴&チャンネル登録をよろしくお願いします

写真=ぬこまた釣査団(大西)