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 河野氏は「ブロック機能」を多用しているとの批判を受けていることについて「誹謗中傷している人には遠慮いただきたい」と説明。しかし河野氏は大事なことを言っていない。話をすり替えている。誹謗中傷や汚い言葉で絡んできた相手には政治家でもブロックしてもいいと私は思っているが、河野氏はエゴサーチをして自分を論評する人もブロックしているのだ。自分の名前で検索してわざわざブロックしている。

 政治家のエゴサブロックがいかに怖いことか?

 2020年6月、山口県、秋田県への配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、「事実上断念」と報じたNHKのニュースを河野氏は一方的に「フェイクニュース」だとつぶやいた。つまり論評者や批評者をブロックしておいて、自分にとって都合の良い空間で世論形成を煽っていたのである(このあと「イージス・アショア」は断念、フェイクニュースではなかった)。

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 これはもう、「たかがツイッター」ではなく政治目的でしかない。扇動である。

「気球に聞いて」発言の真意は

 そして今回は「所管外」以外にもこんな話題が。

『気球に聞いてください発言 河野太郎氏「冷たいと思ったので」』(産経ニュース2月17日)

《河野太郎デジタル担当相は17日の記者会見で、防衛相だった令和2年6月、日本上空で目撃された気球型飛行物体の行方を問われ「気球に聞いてください」と述べたことについて、「分析内容は答えられないため差し控えるというべきだったが、冷たい(言い方)なので気球に聞いてくださいと申し上げた」と説明した。》

 言葉も態度も慌てて修正している河野太郎先生。やっぱり気球のようにフラフラしています。