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 ここまでの話を聞くとお分かりだろうが、私はもう建物に入る前、いや電話予約した時から緊張している……。

まだ明るいが本番は夜釣りだ

 我々が使うレンタルタックルはオモリや針が予めセットされており、餌を付けるだけで釣りが開始できる。17時25分、日没と同時に室内が消灯され釣りが開始した。

後ろを向いて作業灯を点けるのはOK

周りで釣れるたびに削られるライフゲージ

 この日の参加者は16人なので放流数は32匹。しかし、これまでに釣られなかったオマールエビが存在する可能性があり、実際はもっと多いそうだ。

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ガチ勢は置き竿にしていた

 今回はぬこまた釣査団メンバーの2人で参加しているため、どちらかが先に釣れば一先ず安心できる。しかし、先に竿を曲げたのは向かいの方だった……。

雰囲気に飲み込まれてはいけない

 そして右の方でも1人オマールエビを釣り上げた。他者が釣るたびにオマールエビの分母とシンクロして自身のライフゲージが減っていく。精神的プレッシャーが半端ない。

ついにオマールエビが釣れた!

 釣り方はオモリを底まで沈めて、少し持ち上げる。餌が底に着いてフワフワしている状態で待機する。

漁港の角で仕掛けを垂らしている気分

 まずは一匹と祈るように竿先のアタリを待っていると、メンバーの顧問がヒット! しかし、海藻から根魚を強引に抜くかのごとくパワーファイトをかましてフックアウトしてしまう。バラすと警戒されて絶食行動をとられる可能性があるので、できれば一発で仕留めたいところ。

 その後も顧問がヒット。今度は竿先でオマールエビの進行を確認し、エサを飲み込んだであろうタイミングで合わせると……。

 水面に上がって来たのはオマールエビ!

 しかしここで安堵してはいけない。室内は真っ暗で隣で釣りをしている顧問の顔すら見えない中、ライトを点けずに網に入れる必要がある。

何も見えない

 釣りにおいて一番焦るタモ入れ、そして本番や緊張に弱い私。最悪の組み合わせだが、オマールエビが尾で水面を叩く波紋を見て冷静に掬い上げた。

 連携プレーで無事にオマールエビを確保!

デカい!
激しく威嚇している