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意外と知らない「プリングルス」の捨て方

 身近なものでいえば、プリングルス。

 プリングルスの分別の仕方を載せたら、2.9万のいいねをいただいたので、その分別方法はあまり知られていないのかもしれない。筒の部分が紙だが、底がスチール缶で、確かにわかりにくい。

 中には「どうやって捨てたらいいかわからなかったので、買わないようにしてました」とコメントをくれた方がいました。実はこれは簡単。上のプラスチックの蓋を取り、筒を回してみると線が必ず見えます。

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プリングルスの筒に線を見つけて…… 著者Twitterより

 そこに切れ目を入れて、クルクル回しながららせん状に線に沿って切っていくと底のスチール缶だけが取れます。

らせん状に切っていくと底のスチール缶だけ取れる 著者Twitterより

 スチール缶は、地域によっては不燃、埋立てごみ、金属資源の所もあれば、資源の缶で出してもいいよという地域もあるので、確認してみてください。筒だった紙の部分は古紙の雑がみには出さずに素直に可燃ごみで出してください。

 資源回収では、金や銀を見かけたら、それは雑がみ回収には不向きなので、可燃ごみに捨ててください。例えば、金紙、銀紙。豆乳パックの内側は銀なので、古紙回収不可。金色にコーティングされているパックの日本酒、金色のパッケージのカレーの箱も再生されないので、可燃ごみで出してください。

 ちなみに紙の資源回収は匂いも厳禁で、洗剤の箱、石鹸の紙、お線香の箱、女性誌の付録の香水がこれにあたります。理由は次の再生紙に匂いがついてしまうので、売り物として成立しなくなるからです。

実は取らなくて大丈夫なモノたち

 先程はダンボールの金具やホチキスの話をしましたが、取らないでいいシリーズで言えば、びんのシールも剥がさなくても大丈夫。もちろん地域によって差があり、どうしても剥がしてくれという自治体もあります。僕も1700ある自治体の全てのルールを把握している訳ではありません。

 しかしびんのリサイクル工場を何箇所も回ったこともあり、現場の話を聞く限り、シールはリサイクル過程で剥がれたり、熱で溶けたりと、シールが剥がされないで回収されていることが前提になっている場合が多いです。

 それに剥がそうと思っても、自分達のブランドが傷つくといけないからという理由で、強力接着剤でシールを付けていることもあるそうで、爪の方が剥がれてしまうこともあるので、気をつけてください。

 びんのキャップはできるだけ取ってくれると助かるとの話も聞きました。キャップ部分はプラスチック製が多いとのことで、再生する過程でごみになるそうです。なので外してくれると助かるようですが、たまにないですか? キャップ取ろうとして、途中で千切れてしまうこと。

 僕がツイッターで2.4万のいいねをいただいた方法ですが、スプーンの後ろを使って梃子の原理で簡単に取れます。途中で千切れたらやってみてください。

びんのキャップは梃子の原理で簡単に取れる 著者Twitterより

 このキャップ取りは義務ではありませんが、協力してくれようとして、途中で千切れたら気持ち悪いですもんね? そうならないように、この方法をオススメします! もしくは熱いお湯にしばらく浸けてから抜き取ると簡単に取れたりしますので、良かったらやってみてください。

 ペットボトルのリングは取らなくても大丈夫です。ラベルとキャップはリサイクル過程で妨げになるため、我々が手作業で外しているので、是非取ってほしいのですが、残った輪っかは取らなくても大丈夫です。指で外そうとすると痛めたりするし、そのままでお出しください。キャップとラベルだけは宜しくお願いします。