デビュー当時の三宅健「愛くるしい小動物みたい」
当時から三宅をよく知る、冒頭のメディア関係者はこう話す。
「とにかくキュートでしたよ、愛くるしい小動物みたいで。最近は『いつまでたっても中学生レベル』なんて言われていますけれど、きっとご家庭の躾もしっかりしていらしたのか挨拶とか言葉遣いはきちんとしていました。長時間の仕事のときには、『お疲れにならないんですか?』なんてキラキラした目で訊いてくるので、大人のスタッフ受けもバツグンでした」
V6は、坂本昌行・長野博・井ノ原快彦ら年上チームの「20th Century」(トニセン)と、三宅・森田・岡田准一からなる年下チーム「Coming Century」(カミセン)のふたつに分かれていたが、トニセンからは非常に可愛がられて、同世代のカミセンからもその愛されキャラは理解を得ていたという。
「いまや元V6メンバー内で独身を謳歌しているのは三宅だけですが、若い頃からモテることで有名です。安室奈美恵や柴咲コウ、有名モデルなどとの熱愛が何度も報じられました。彼がデートをしているのを見かけてウォッチしていると、平気で女性と都営バスに乗って移動したりする(笑)。バイクで2人乗りしている姿も何度も見られました。隣の家に住む一般人と、お互いの家を行き来するほどの関係だったこともある。ジャニーズアイドルなのに、そこらへんは非常に自然体というか庶民的というか……。
それでも結婚に至らないひとつのワケとして、彼の徹底した“キレイ好き“があるんじゃないでしょうか。『他人に、自分の趣味で揃えた部屋のなかを乱されるのが耐えられない』って言ってましたから」(前出・芸能デスク)
“活動休止”ではなく“解散”を強く推した理由
V6が解散したのは2021年11月のことだ。同時に、三宅の盟友・森田剛は事務所から退所した。
もともと、ジャニー氏はV6結成時に森田をメンバーとして考えていなかった。だが、三宅が「剛がグループに入らないなら俺もやらない」と言いきり結果6人組となった。解散を決めるにあたっても、俳優業に邁進するために独立したい森田の意向を汲んで、三宅は“活動休止”ではなく“解散”を強く推したという。
結果的にトニセンは活動を続けていくというどこか歪な解散となった。
「井ノ原は司会業をメイン、長野は料理タレント、坂本はミュージカルの舞台、岡田は映画界で名をはせ――となるなかで、三宅は舞台とテレビそして歌手活動をやってきましたが、これぞという飛びぬけた肩書ポイントがない状態になってしまった。バラエティなどでは重宝されますが、本人としては音楽活動にも力を入れたいという。
三宅のもうひとつの強みとして、手話があります。昔、握手会イベントで聴覚障害のファンとコミュニケーションがとれずに悔しい思いをしたことで始めた手話の勉強が高じて、NHKの『みんなの手話』のナビゲーターを9年も務めたんです」(同前)
だが、そのナビゲーター役も3月いっぱいでSnow Man・佐久間大介と交代となることが、事務所退所報告の前に発表されていた。