「文春オンライン」の当コラムが映画になりました! 私(プチ鹿島)は選挙現場レポを以前に何本か書いたのですが、その際に撮影した映像は貴重なものが多く、この度『劇場版センキョナンデス』というドキュメンタリー映画になったのです。
映画は大きく3つの構成になっています。
・2021年10月の衆院選(香川1区)
・2022年7月の参院選(大阪)
・安倍晋三元首相銃撃事件の一日
選挙レポの旅に出た理由
私とラッパーのダースレイダーの2人で旅をしたのですが、我々が選挙現場に興味を持った理由は2つある。まず『コロナ時代の選挙漫遊記』(畠山理仁 著)を読んだから。畠山さんは選挙現場を20年以上取材しているライター、ジャーナリストで、『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』(集英社、2017年)では「開高健ノンフィクション賞」を受賞している。
畠山さんの選挙漫遊の話はとにかく楽しい。候補者の喜怒哀楽がむき出しになり、周囲の人々のエネルギーも尋常ではないという。
《そうした「選挙現場の熱」に少しでも触れれば、元気がなかった人も元気が出る。心にも体にもいい影響が出る。》(『コロナ時代の選挙漫遊記』集英社、2021年)
そんなに現場はすごいのか。我々も出発しよう。ではどこへ?