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 記者は私を避けるように前方に移動し始めたのである! 私が過去に文春オンラインで書いたコラムを熟読して認識してくれていたのか!

 じりじりと追う私。結局、事務所内をお互いに一周してしまった。めでたい空気の事務所で何をやっているのだ。そして話しかけるタイミングを得た。

「なぜ、選挙直前に特定候補の批判記事を書くとき、本人に取材をしないのですか?」

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 返答は、

「いろいろお答えしたいのですが難しいので……。会社に来てください」(四国新聞記者)

 私の質問はそんなに難しい内容なのか……。

 というわけで翌日すぐに四国新聞に向かった。映画ではその一部始終を公開しています。ぜひ見届けていただきたい。

続いて、大阪へ

 次に旅立ったのは昨年の参院選・大阪選挙区だった。なぜ大阪なのか。

 この映画は一言で言うと「ヒリヒリする現場を見たい」という野次馬精神から成り立っている。するとこんな記事があった。

『「リベラルなめんなよ」 立憲・菅直人元首相から維新への挑戦状』(毎日新聞2022年6月21日)

《立憲民主党最高顧問の菅直人元首相(75)が暴れ回っている。相手は日本維新の会。「敵地」に乗り込み、街頭で批判演説を続けている。なぜ、政界のトップにまで上り詰めた人物が、野党に過ぎない維新への闘志をむき出しにするのか――。》