――率直な思いを発信した直後、YouTubeチャンネル「千秋の歌YouTube」を開設されます。
千秋 インスタに「本当は歌いたいんだけど」と書いたらファンの人からいっぱいコメントをもらって、その中に「今の時代、オファーがなかったらYouTubeで発信しちゃえばいいんですよ」ってアドバイスがあったんです。そうか、そういう時代なのか、と思いました。
YouTubeはもちろんやったことがないけど、それを自分でやれば歌える。だったらやるっきゃないって感じで、「YouTubeの開き方」っていう動画をYouTubeで探して、Googleのアカウントを取るところからはじめました。
「歌いたい。けど需要がない」と相談したパッパラー河合さんの答えは
――千秋さんが自分でチャンネルの開設をしたんですか?
千秋 事務所の人に言っても「わかんない」ってさじを投げられちゃって。で、ポケビの時からの付き合いのパッパラー(河合)さんと二人三脚、おじさんとおばさんで一生懸命「これで…いいの……か?」みたいな感じで開設しました(笑)。
そうやって動き出したら事務所もやっと「コイツ本気なんだ」と思ったみたいで、新曲のリリースができるようになったんです。
――パッパラー河合さんといえばポケビサウンドの生みの親で、プロデューサーですよね。
千秋 数年前にたまたまパッパラーさんに会った時に、「歌いたい。けど需要がない」と話したことがあったんです。YouTubeを開設するときに改めて連絡したら「もうやろうよ」と背中を押してくれて、本気で手伝ってくれたんです。
でも、パッパラーさんの方が先輩なのにレコーディングからYouTubeの編集まで全部やってもらってる感じになっちゃって(笑)。自分でやらなきゃダメだと思って勉強して、YouTubeの動画編集もいつの間にか全部できるようになっちゃった。