3月1日、警視庁は、アイドルグループXのメンバーだったA子さん(18)にみだらな行為をした児童福祉法違反の疑いで、芸能マネジメント会社の代表社員星野友志容疑者(37)を逮捕した。
星野容疑者は2018年6月から2022年10月までの間に200回以上にわたって行為を繰り返していたとみられており、A子さんの供述をもとに捜査が進められている。A子さんがメンバーに名を連ねていたXのプロデュースをしていたのが星野容疑者だ。マネジメントという立場を笠に着た未成年への悪質な犯行に、アイドル業界にも激震が走っている。
鶯谷のライブハウスを拠点に活動開始
星野容疑者が代表社員を務めている法人は、恵比寿や銀座にあるまつ毛サロンやネイルサロンの経営から、秋葉原のライブハウス「moe farre(モエファーレ)秋葉原」の運営まで幅広く手掛けていた。会社の経営や管理は主に共同経営者の女性に任せ、星野容疑者本人はもっぱらアイドルのプロデュース業やライブハウス運営のほうに熱心だったという。
A子さんと星野容疑者の接点となるアイドルグループXは、2018年2月に活動を開始している。拠点は星野容疑者自身が運営に関わる都内のライブハウスだった。当時のA子さんを知る地下アイドル業界関係者はこう語る。
号泣+お願いでグループに緊急加入が決定
「もともとA子さんはXのメンバーではありませんでした。A子さんはあまり歌が得意ではなく、プロデューサーの星野容疑者の構想外だったようですが、A子さんはどうしても諦め切れず星野容疑者に泣きついたそうです。そこからプロデューサー判断で緊急加入が決定しました。当時のA子さんは中学1年生の13歳。思えば、星野容疑者はA子さんに恩を着せてたのかもしれませんね」