ただ……何せ人数が多いんでね。今後どう世に出ていくかっていうのがちょっと分からないですよね。ダウ90000という形だけでずっとやっていくのか、ソロプレーしていくのか。さすがにさ、8人が全員一気に売れたっていうのは、過去、僕は米米CLUBぐらいしか知らないんでね。ザ・ドリフターズでさえ5人ですから。だから8人がどうなっていくのかっていうのは見ものだし、挑戦ですよね。
「ギャラも8等分って考えると……」
ーーなるほど。
ひとり でも、もしうまくいった時にですよ。ダウ90000で番組をやるとなったら、そこにもう全部そろってるっていうのは強いよね。ダウ90000さえ呼べば、ゲストを呼ぶ必要ない。だって、もう8人いるんだから。それが単純にVTR作る番組だとしても、誰かレポーター行って、残りの人がスタジオで見て、ってそれが全部自分たちでできるし。コント番組をやるとなったら、ダウ90000さえ呼べばできちゃうんだからね。しかも蓮見君が本を書けるわけでしょう。使い勝手はいいですわね。
――プロデューサー視点ですね。前回「コントの日」でインタビューした時も、最近は制作者視点になるというお話をされていました。
ひとり まあね。そういう年齢になってきたのかもしれない。そう考えると僕は「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」っていう番組をやってるけど、あそこにダウ90000が来るイメージは想像つかないよなぁ。8人で回答者席か、とか思っちゃう。別にタレントになりたかねえや、っていうスタンスなのかもしれないけど。職人であり続けたいっていう。それにしたって8人ですからね。ギャラも8等分って考えるとね……。
――ひとりさんと真逆ですね。
ひとり そうです、そうです。僕が今、自分の給料8等分って考えると、なかなか恐ろしいんでね(笑)。地方の営業にダウ90000を呼んだら、ホテルの部屋数もいっぱい取らなきゃいけないよな。アゴアシが結構出るよね(笑)。
――もしひとりさんがダウ90000を呼ぶとしたら、どういう番組がいいなと思いますか?
ひとり そうですね。きっとこの番組が一番ダウ90000には合ってると思います。自分たちの主戦場だから。確かにダウ90000だけだとまだ世間的な認知度はないかもしれないから、毎週いろんなゲストが来て、そこでいろんな化学反応が起きたらすごくいいことだと思いますよね。決して派手なコントじゃないからね。