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MLBでは想像以上に厳しい結果

 2017年、プロ1年目はマイナー1Aハドソンバレーで、投手として6先発、1勝0敗、防御率1.80。打者では42試合、2割3分2厘、4本塁打、22打点を記録。

 2018年はマイナー1Aとルーキーリーグで、投手として19登板、17先発、5勝2敗、防御率2.41 。打者では75試合、2割1分4厘、6本塁打、39打点を記録。 2019年はマイナー最上位の3Aと2Aで、投手として15登板、13先発、6勝0敗、防御率1.10。打者では58試合、2割0分0厘、5本塁打、19打点を記録して「フューチャーズゲーム」に二刀流として初選出された。

 そして、シーズン中盤となる6月28日にMLB初昇格。

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 6月29日、本拠地トロピカーナ・フィールドでのテキサス・レンジャーズ戦。先発投手としてMLBデビューを飾ったマッケイは、5回終了時点まで完全試合の好投を見せ、6回被安打1、3奪三振、1四球、無失点で初先発初勝利を飾った。デビュー戦で5回1/3まで完全試合はレイズの新記録となる。試合後、マッケイは「緊張したが、深呼吸を何度もして落ち着くことができた。力みすぎず、気負いすぎず、マイナーでの投球のように、いつもどおりの投球ができました」とコメント。レイズのケビン・キャッシュ監督も「見ていて楽しかった。とてもMLB初先発とは思えない。本当に落ち着いていた」と賛辞を贈った。

 MLB2試合目の出場は、7月1日、本拠地でのオリオールズ戦。8番指名打者でスタメン出場して4打数0安打だったマッケイだが、MLB史上4人目の記録を残した。1913年以降、MLBデビュー2試合を投手と打者で消化した選手は、2018年大谷、1934年セネターズのシド・コーエン、15年にブラウンズで1試合だけ登板して、9年後にセネターズで外野手としてMLB2試合目出場を記録したカール・イーストしかいない。

 その後、マッケイは8月1日のレッドソックス戦でMLB2勝目を記録。打者としては、9月15日、敵地エンゼル・スタジアムでのエンゼルス戦に出場し、8回表に代打で起用されMLB初安打を記録した。

 9月22日、本拠地でのレッドソックス戦。9回裏に代打で起用され、ライトスタンドに突き刺さるMLB初本塁打を放った。

 MLB1年目は、投手で13登板、11先発、2勝4敗、防御率5.14。打者では7試合、2割0分0厘、1本塁打、1打点を記録した。シーズン終了後、レイズは二刀流としての起用を継続することを決定。

 新型コロナウイルスの世界的パンデミックの影響で開幕が遅れた2020年は、マッケイも新型コロナウイルスに罹り患かんした影響でシーズンの始動が遅れ、8月11日に練習を再開したが左肩に違和感を覚えた。検査の結果、8月18日に手術を受けて20年の全休が決まった。