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大和田 そう。言い方も大事です。頭ごなしに怒るんじゃなくて、話をする。なぜそれがルールやマナーになっているのかを理解してもらうことに努めないと、うまくいかない気がします。

――大和田さんは以前、「マナーが人を作る」と言われていました。改めて真意を教えてください。

大和田 感謝の気持ちを忘れないことが大事だと思うんです。僕自身なかなか難しいのですが、自分が今生きていること事態が感謝だし、まわりの人に対しても感謝している。

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――感謝の気持ちを持っていれば、おのずからマナーをわきまえるようになると。

大和田 1回の食事を例にとっても、感謝すべき人はたくさんいます。食材を育ててくれる人に感謝だし、それを届けてくれる人にも感謝だし、料理を作ってくれる人にも感謝だし……どんな瞬間も、人は人に支えられているものなんです。なんだか「金八先生」みたいになっちゃいましたね(笑)。

「理想を持ち続けていないと、何も始まらない」

――小学生時代に赤字を入れられた「理想論」は今も変わっていませんか?

「理想を持ち続けていないと、何も始まらない」©原田達夫/文藝春秋

大和田 現実を見ることも大切ですが、まずは理想を持たないと何も始まりません。その思いは変わっていませんね。

 ただ時には、無力感もあります。何かを大きく動かすのは、なかなか難しいですから……。戦争はまだ続いているし、感染症も広がれば、災害も起きる。でも、だからこそ、みんなが感謝し合って、お互いに優しい気持ちになるしかない。ここ数年は、そんな原点に立ち返る時期だったのかもしれません。

今回の撮影場所:アソビバ Toys Cafe STUDIOKENSUKE(https://studioasobiba.amebaownd.com/
住所:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-16-15 磯栄ビル新横浜 4F B

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