文春オンライン
「実力も折り紙つき、キャラクターも独特。それに…」現役エース・宇野昌磨とレジェンド・羽生結弦に「あるもの」と「ないもの」《フィギュアスケート世界選手権》

「実力も折り紙つき、キャラクターも独特。それに…」現役エース・宇野昌磨とレジェンド・羽生結弦に「あるもの」と「ないもの」《フィギュアスケート世界選手権》

note

『最もニュースが多い選手』として有名な本田真凛

 競技は言うまでもなく、宇野はプライベートもまた順調だ。文春オンラインが宇野と本田真凜の「スタバデート」を報じたのは昨年9月15日。報道を受けて2人は自身のSNSで交際を公表した。その後の2人に変化はあったのだろうか。

「宇野選手と本田選手が2人きりでいる姿は練習場や大会で見かけることはないですね。さすがに公表したとはいえ、人前に出るときは気をつけているのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 本田は選手としては難しい時期にいる。2021年から強化選手の指定を外れ、今シーズンも開幕からいくつもの大会に出場しているが、昨年12月に行われた全日本選手権ではショートプログラムで26位。フリーに進むことのできる上位24人にも入れなかった。もちろん、この世界選手権の代表にも選ばれていない。

ADVERTISEMENT

本田が手に持ったスマホの画面を宇野に見せている。これから行く場所の相談をしているのだろうか

「本田選手は確かに戦績は芳しくありません。ただ、記者たちの間では『最もニュースが多い選手』として有名です。複数の媒体が『インスタグラムに何を投稿した』『どこに行った』と、彼女の行動を逐一取り上げます。最近も妹の本田望結選手が早稲田大学社会科学部への入学を決めたこともニュースになり、姉妹そろって彼女たち自身が持つスター性に世間が注目しているのでしょう」(同前)

織田信成氏は元コーチのパワハラを巡る裁判で敗訴

 巨星・羽生結弦の存在が大きすぎたために、影が薄くなったように見えたフィギュアスケート界だが、人材は多士済々。世界選手権で大いに活躍を期待したい――と結びたいところで、ミソがついてしまう。

 3月2日、元オリンピック代表の織田信成氏が元コーチである濱田美栄氏をパワハラで訴えた裁判で、織田氏の敗訴が確定。逆に名誉毀損で220万円の支払い命令を受けるという憂き目を見たのだった。

Ⓒ文藝春秋

 大会直前に駆け巡った元オリンピアンと日本を代表するコーチの法廷争いのニュース。ともにフィギュアスケート界の巨人なだけに、選手たちに影響があったなら気の毒だ。

「正直、忘れていた人は多かったのではないかなと思います。それくらいの関心の低さでした。濱田コーチも普段通り指導にあたっていましたし、合宿にも同行していました。記者たちの間でも織田さん敗訴のニュースが出た時に『あれ? まだやっていたのか』と思い出したように話題になった程度です(笑)」(前出・スポーツ誌ライター)

 表彰台の宇野が楽しみだ。

「実力も折り紙つき、キャラクターも独特。それに…」現役エース・宇野昌磨とレジェンド・羽生結弦に「あるもの」と「ないもの」《フィギュアスケート世界選手権》

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー

関連記事