少女が電話で「大好きなんで関わらないでください」
「和希は富山の女の子Xちゃんと付き合ってたんですが、2人はけんかしていたらしくて、和希が『別れたい』って相談してきました。Xちゃんのことを『メンヘラ』って言ってましたね。それで私からXちゃんに話をしてほしいと頼まれました。
Xちゃんと電話で話しましたが、和希に相当入れ込んでいる様子でした。『和希君のことが大好きなんで関わらないでください』って言ってたのが印象的でした。別にこっちも関わりたいわけじゃなかったんですけどね……」
A子さんはこのときの少女の様子について次のように話す。
「直接会ってないから分かりませんが、電話口では普通に礼儀正しい感じでした。『仕事は何してるの』って聞いたら、『ガールズバーで働いてる』って言ってましたね。話した感じは普通の女の子でした」
東京と富山の遠距離恋愛は、順風満帆とはいかなかったようだ。A子さんが続ける。
「そもそも2人は別れたり、ヨリを戻したりを繰り返す関係だったみたいです。会うときは、和希が1泊2日で富山まで行ってたらしく、Xちゃんの実家に泊まるわけにもいかないから、基本2人はホテルで過ごしてたって聞きました」
東京と富山での“二重生活”は不安定だったようだが、泉本さんが少女と出会う前の暮らしぶりも、落ち着いたものではなかったようだ。
中学卒業後に歌舞伎町の“闇の界隈”へ
泉本さんは、調布市内の中学校を卒業後、高校には進学せず、定職にも就いていなかったという。泉本さんを知る男性は次のように話す。
「和希は中学を卒業してからはキャバクラのボーイとして働いたり、歌舞伎町で“トー横”界隈の人とかクラブの客に薬物を売ったりしてましたね。大麻やサイレースなどの眠剤(睡眠薬)で、本人も使ってました。
和希の両親は離婚していて、親族の女性と調布市で暮らしてたみたいです。和希は家には帰りたくなかったみたいで、歌舞伎町をうろついてたり、友達と金を出し合ってアパホテルとかでホテル暮らしみたいなこともしてました」
男性は続ける。