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「殺された猫は同じ団体のメンバーの方が可愛がっていた子でした。10年ほど前からお世話をしていて、動物病院でちゃんと避妊手術も終えています。メンバーの方にとても懐いていて、いつも餌を食べにくるのに2月の頭頃から急に姿を見かけなくなったので、おかしいなと思っていたみたいです。そして、メンバーの家族が生駒容疑者の動画を見つけたんです」

「彼は知能犯だ」動物愛護団体や警察に大量の情報提供

 その後、メンバーの家族が警察に通報し、事件が覚知された。さらに、団体には生駒容疑者についての情報が多く寄せられていて、「彼は知能犯だ」と言われているという。

生駒容疑者

「以前から知識を振りかざして、まくしたてる一面があった人物のようです。“野猫”という浸透していない言葉を使って罪を逃れようとした賢いヤツだという声もあり、実際に生駒容疑者の調書は大量に及んでいると聞いています。動画では公開されていない“別の猫の毛皮”もあるようです。こうしたことを受けて、私たち団体も不起訴になっては困るとして、広署に要望書を渡しました。警察側もすごい数の電話が来ていて対応に追われているらしく、捜査は続けると言っていました」(同前)

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生駒容疑者の自宅

 事件の経緯を確認するため、生駒容疑者の自宅前にある祖母の家を訪ねると、祖母は「耳が遠くて…」、「何かよく分からない」と知らない素振りを見せるだけだった。

 生駒容疑者は、警察の調べに対して、YouTubeでの発言同様、「猫を殺したことに間違いはないが、法律で守られた愛護動物には当たらない野猫(ノネコ)だと思っていた」と供述している。生駒容疑者が猫を殺害した場所は祖母の私有地であったとされるが、近くにはキャンプ場やお寺、居住区があり“野猫”は生息しづらい――。

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