「月9バカ」とは言い得て妙。
「月9バカ」とは、かつて有吉弘行さんが木村拓哉さんにつけたあだ名ですが、実際木村さんは4月10日スタートのフジテレビ系・月曜21時枠のドラマ『風間公親 教場0』で、月9主演は歴代1位の11回目となります。しかも、数々の大ヒット作を生み出してきた月9作品の歴代視聴率トップ3は、すべて木村さん主演の作品なのです。
木村さんの愛称と言えば「キムタク」が定着していますが、有吉さんが「月9バカ」とイジりたくなるのも納得の実績でしょう。
家族の一挙手一投足も注目を集める
近年はご家族のことが話題になることも多い木村さん。
昨年末の「第73回NHK紅白歌合戦」には妻で歌手の工藤静香さんが24年ぶりに出場し、フルート奏者として演奏した長女・Cocomiさんと母娘共演を果たしていました。自身が出演していない「紅白」でも、ある意味、木村さんの存在感は抜群だったわけです。
また、次女・Kōki,さんは、昨年の映画『牛首村』でブルーリボン賞新人賞を受賞し、映画出演2作目が日英アイスランドの合作映画『Touch』(原題)になるといった報道もあり、「Kōki,の父」として彼の名が挙がることも少なくありません。
そんなご家族の一挙手一投足も注目を集める木村さんではありますが、彼自身の主演作も大きな話題に。最新作『風間公親 教場0』は、今期ドラマのなかでトップクラスの話題作となっていますし、なにより平成の歴代月9作品の平均視聴率トップ3が木村さんの主演作というのは驚きでしょう(ランキングは「フジテレビュー!!」編集部調べ/視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。
そこで今回は、そのトップ3作品を振り返っていきます。
第3位『ロングバケーション』
第3位は平均視聴率29.5%を獲得した『ロングバケーション』(1996年)。3位でももちろんすごいのですが、令和の今も語り継がれる恋愛ドラマの金字塔なので、正直、1位か2位だと思っていました。
実力はありながらも音楽教室の講師としてくすぶっていたピアニスト・瀬名秀俊(木村さん)と、結婚式当日に婚約相手に逃げられた落ち目のモデル・葉山南(山口智子さん)がおりなすラブストーリーです。