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移籍後のAKB48に見込まれる「変化」は

 電撃移籍はキングレコードの“総合的判断”といえるのだろう。

「キングレコード内でもいくつかの意見があったようです。ミリオンヒットを連発していた頃に比べれば売り上げは減ったとは言え、このご時世で未だに30万~40万枚を超える数字を出すアーティストは貴重ですからね。移籍が決まった後に『契約を続けてもよかったのでは』と話している社員もいるそうです。DHの出方や様々な提案方法によっては、違う結論が出ていたかもしれませんね」(同前)

 さて移籍後のAKB48だが、「世界的大手」とも言われるユニバーサルミュージック所属となり、どのような変化が見込まれるのだろうか。

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前田敦子と篠田麻里子 ©文藝春秋

良くも悪くも効率化が進むのでは

「1つ言えるのは、良くも悪くも効率化が進むのではないかということです。NMB48、HKT48、NGT48の姉妹グループもユニバーサルミュージック所属なので、握手会を始めとするイベント関連で会場確保などの融通が利く。ただし外資系の会社のため契約関係はドライだし、必要以上の業務はしない傾向が強い。テレビへの積極的な売り込みも、レコード会社からは減るでしょうね。かつてのキングレコードにはAKB48への情熱があった。もはや、比べようもないのですが」(前出・ワイドショーデスク)

 15年もの間タッグを組んだ“相棒”から卒業し、AKB48はどこへ行くのだろうか。