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〈元小学生ギャル〉「入学から半年経っても教室に入れない」「髪色の問題で遠足も辞退…」中学生ギャルの父親(30)が、学校側の対応に思うこと――2022年BEST5

中学生ギャルじゅなインタビュー#1

genre : エンタメ, 芸能

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じゅな 学校にいる間はないですね。給食も1人で食べるし、休み時間も1人で過ごしています。ただ、昇降口が一緒になったので、友達と一緒に帰ることはあります。

――以前と同様に、体育や音楽などの授業はやっていないのでしょうか。

じゅな やっていないです。座学をしています。

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遠足や体育祭は髪色の問題で欠席

――中学生だと遠足や修学旅行、体育祭などもあると思いますが、参加されていますか。

じゅな 修学旅行はまだないですが、この前遠足はありました。もちろん髪色の問題で行けませんでしたが。

 

お父さん カツラをかぶるのであれば出席できる、ということだったんですが、それだと逆に目立ちますし。1日だけ黒髪にするスプレーを使うという方法も考えましたが、それもやっぱりテカってしまうし、長時間だと落ちてしまうこともあるみたいで。じゅなに聞いたところ、そこまでして行きたくないということだったので、遠足は欠席しました。

――では、昇降口は一緒になったものの、基本的に以前と変わらない状況なんですね。ちなみにお父様は学校側との話し合いは続けているのでしょうか。

お父さん 今年の夏までは教育委員会に話を聞きに行ったり、知り合いの先生に相談したり、校長先生と話す機会を作ってもらったりと、いろいろ働きかけてはいたんですが、今はそういうことはしていないですね。

じゅなさんのお父さん(30)

 というのも学校側の気持ちも理解できるからです。じゅなだけを特例にしてしまうと、それはそれでややこしいことになってしまいますので。もし特例を作った場合、線引きが難しいんだと思います。どこまでがOKでどこからがダメなのか。それに「じゅなちゃんだけずるい」という生徒も出てくるだろうし。

――たしかに、前回のインタビューでは「1人だけ特別扱いするのは違うから学校側の気持ちはわかる」という意見が多かったですね。

お父さん 「最初から金髪がOKの私立中学に通えばよかったのでは」という意見も多くありました。

 これはたしかにその通りではあるんですが、私たちが住むところはかなり田舎で、通える範囲内に私立中学がありません。高校生になったらいろんな選択肢もあると思うんですが、義務教育だとなかなか難しくて。

――「オンライン学校に通った方がいいのでは」という意見もありました。

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