「女がゲームなんて」と死ぬほど言われた
ーー恋愛中はゲーム好きで苦労したこともあったとか。
椿 ゲームが好きじゃない彼氏の時は、ゲームを隠れてやったこともありました。彼氏が寝た後にバレないように布団をかぶってゲームをしていて。
オタクを隠してたんですよね。その頃はオタクに「人権」がなかったんですよ。特に「女がゲームなんて」とか死ぬほど言われましたよ。それにメンズの方が下手なこともあるので、ゲームによっては接待プレイとかもしていましたね(苦笑)。
ーーゲームでできた芸能界の友達も多そうですね。
椿 ゲームと麻雀がきっかけで、友達になった人しかいないぐらいな感じです(笑)。ゲームだと「モンスターハンターポータブル 2nd G」とか「ドラゴンクエストIX」の頃くらいから芸能人で集まってやるというのが増えましたね。楽屋で「ゲームやってる?」みたいな話になって、モンハンをやってるとなると「じゃあ今度やろうよ」みたいに。
モンハンはいろんな人とやりましたね。今でも一番仲が良いのはスピードワゴンの小沢一敬さん。あとは次長課長の井上聡さんとかミュージシャンの方とか、普段、接する機会がない人たちとゲームを通して知り合えたり。それこそドラクエIXを、水木一郎さんと一緒にやったこともあります。ゲームを通じて、いろんな方と知り合えたのは貴重でした。
ーー知り合いが増えると芸能の仕事もそれでやりやすくなる?
椿 ありましたね。ゲーム友達がすごい増えて、番組で共演する前にプライベートで仲良く遊んでたから、お互いの扱い方もわかってたりもするので、 すごく仕事がやりやすくなりましたね。芸能界でかなりすごい人から「ゲーム、新作タイトルどれがいいの」とか「これ、どうやってセッティングするの」とか連絡が来たりしてました。
ネットオタクと芸能界との掛け橋に
ーー趣味だったゲームが椿さんを助けたんですね。ネット配信番組が乱立して一番盛り上がっていたときに、椿さんはちょうどゲーム業界で一番信用できるポジションにいた。