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「接待プレイもしてました」「『女がゲームなんて』と死ぬほど言われて」ゲーム業界で活躍するタレント・椿彩奈が女性ゲーマーとして感じた“苦労”

「接待プレイもしてました」「『女がゲームなんて』と死ぬほど言われて」ゲーム業界で活躍するタレント・椿彩奈が女性ゲーマーとして感じた“苦労”

椿彩奈さんインタビュー#2

2023/05/26

genre : エンタメ, 芸能

note

ポケモン、ドラクエの仕事も任されるように

ーー当時、印象に残っている仕事ってありますか。

椿 堀井雄二さんに初めて会った時は感動しました。フリーペーパーの表紙の取材で初めてお会いしましたが、事前にスクウェア・エニックスのスタッフさんが堀井さんに私がドラクエガチ勢だと伝えてくれていて、私もドラクエ愛をめちゃくちゃ伝えました(笑)。

 その後も私と一緒だと堀井さんがとても気持ちよくしゃべってくれるというので、ドラクエの公式イベントでMCをやらせてもらえるようになって。私とだと堀井さんがサプライズな情報をポロリと言っちゃったりするので、ドラクエファンとか、スクエニの方も、「彩奈ちゃんなら安心」となっていたのかなと思います。

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©鈴木七絵/文藝春秋

 あと印象的だったのは2017年、「ニンテンドースイッチ」の発表会。ゲームタイトルじゃなく、ハードの発表会で、しかも結構メインで使ってもらったんです。「ポケットモンスター」の仕事も公式でさせてもらいました。スイッチもポケモンも未発表なので、守秘義務の書類にサインをして仕事を受けるというのをやらせていただいた時「すごく光栄だな、オタクでよかった」と思いました。

クリーンなイメージで花王のCMに抜擢される

ーー任天堂の仕事のステージには、信用がないと立てなさそうですね。

椿 その時はNHKのテレビとラジオでレギュラーもやってましたし、イメージは悪くなかったんじゃないかなと思います。

©鈴木七絵/文藝春秋

 2009年に花王のシャンプーのCMに出演したことがあったんですけど、花王は少しでもイメージが悪いタレントは起用できないらしくて、事務所の人に「花王のCMに使われるってことは、イメージが良いってことだから、このままちゃんと頑張れよ」と言われました。

ーーやんちゃをしないとも見られていたんでしょうね。たとえば週刊誌に撮られたりとか。

椿 全然なかったですね。基本オタクで、ずっと家に引きこもってゲームしているタイプなんで。飲みの誘いとかもありましたし、芸能界の人と付き合ったことがないわけじゃないですけど、週刊誌出てないし、みたいな。別に悪いことをしているわけじゃなかったので大丈夫でした。

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