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「友人として来た」

立川 くどいようですが、三浦さんが「困ってんだろうなあ」と思って今日は来ました。俺は友人なので。

 こういうときに「火中の栗を拾う」っていうんだけど……三浦さんは自分が「栗だ」っていう意識がないよね。

 なんか火中の栗を私が取ったら、それを剥いて食べさせてくれるのかな、とか思っている。そうじゃないんだ。あなたが「栗」なんだよ? だいじょうぶ?

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三浦 はい(笑)。

立川 だいたいが今日のタイトルが『芝浜と夫婦の情愛』!? 今の状況を考えたときにこのタイトルはいかがなものかっていうやつは、文藝春秋にも三浦さんの事務所にもいなかったのかい。今だからこそ“夫婦の情愛”について語りたいの?

三浦 “夫婦”っていうのが試されているんじゃないですかね。

立川 「君子危うきに近寄らず」っていうけど、あなたの周りには君子が多いねえ。物の見事に近づかない。1月に家宅捜索が入ってから、3月に逮捕。人が離れたでしょ?

三浦 それは中間的な付き合いの人ですね。驚くほどに、本当の友人はなんも変わらないんです。この前、たまたま高校の部活動の友人にチラッと会ったけれど、まともに話したのは15年以上ぶりかな。ごはんして話がはずんだり。あとはなんか普通です。

立川 それが事実なのはわかるんだよ。でも、離れていった人もいるでしょ?

立川さん

三浦 それは一緒にご飯も食べないような人じゃないですかね。

立川 数日前、Instagramに写真を出していたよね。「こんなもの食べてます」とかって。この状況でああいうことをするっていうのはなんなの?

三浦 それは心配してくださる方も多いし。友人の多くが実は主にインスタで繋がっているんですよ、特に女性同士ではね。で、ちゃんと食べているか?っていう心配が多いから「ちゃんと食べてます」っていう。

立川 「こんなの上げやがって」っていう声を挙げる人からすると、神経を逆撫でされているんですよ?

三浦 おられるでしょうね。そういう人が自由に意見を表明する権利はあるでしょう。

立川 憎たらしい言い方だなっ。

三浦 嫌だけども、禁ずる権利ってないじゃないですか。私、犯罪者以外はブロックしたことがないんですよ。

立川 じゃあ亭主をブロックするんだな?

三浦 どうして?

立川 犯罪者じゃないのかよ。めちゃくちゃ頭良かろうに、なんで迂闊なの?「私は犯罪者以外はブロックしない」ってそういうことをポロッと言ったら、俺がなんで汗をかいて火消ししなきゃいけないんだよ(笑)。面白いなあ、あんた!

三浦 そこはちょっと言っておかないといけないかなって。