【現場写真】“隠れ家個室”が売りの店のようでもあり…
奥のエレベーターを上がると2階には絵が飾られた空間があり、左右に間隔をあけていくつかのドアが並んでいる。そのドアの先には客室があり、なかにはベッドやシャワールームが備えられている。
廊下は絨毯敷きでホテルだと言われればそう見えるが、一方で港区にありそうな“隠れ家個室”が売りの店にも思える。
前出の球団関係者はこうも明かしている。
「まずA子さんと焼肉店で食事をしたあと、二次会としてホテルの一室へ行ったと聞いています。山川としては『他に店がなかったから』と主張していますが、A子さんは『知人の店を予約できたのに、山川に半ば強引に連れて行かれた』などと話しているようです」(同前)
警察の調べに対しても、両者の主張には食い違いがあるようだ。
「山川は『(性的な行為は)無理矢理でない』『親しい関係だった』などと話しているが、A子さんは『4回程度飲み会で同席しただけ』『何度も断ったが無理矢理押し倒された』と主張している」(前出・捜査関係者)
事件当日、2人の間に何があったのだろうか。
A子さんに電話をすると嗚咽が聞こえ…
記者がA子さんに電話をしたところ、本人と思われる女性が出た。取材の趣旨を伝えるとはっと息を呑んだようだった。そしてすぐに嗚咽が聞こえてきた。
「申し訳ありませんが、今はお話をできる状態にありません……」
振り絞るようにしてその一言だけを発し、電話は切られた。
後日、A子さんの代理人弁護士に連絡をとると「被害届を提出していることは事実です。しかし警察が捜査中で、詳しい事情はお答えできません」とだけ語り、こちらの取材には応じなかった。
西武ライオンズに事実確認をしたところ、以下の回答があった。
「本人から女性とトラブルになっていることは報告を受けておりますが、弁護士に相談して対応しており、犯罪には該当しないと聞いております。捜査状況について詳細な把握もできていないため、推移を見守りたいと考えています」
また、山川への球団としての対応については「球団のルールを逸脱したことに対し、すでに処分は科しておりますが、内容については控えさせていただきます」とした。
この件について、山川本人はどう考えているのか。試合後、自宅に帰宅する山川に声をかけた。黒のロンTにネックレスをかけ、サングラスをした“いかつい”風貌の山川は、記者の問いかけに足を止めた。
直撃取材で山川は「絶対に無理やりではない」と、約20分間にわたり自らの主張を展開したのだ――。
【#2直撃編】を読む
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