いま飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を集めているAV女優がいる。2015年6月、国民的アイドルグループの名古屋支部からアダルト業界に異例の転身をした三上悠亜(27)だ。三上は「Princess Peach」(MUTEKI)でAV女優としてデビュー後、一気にブレイク。「DMM.R18アダルトアワード」「スカパー!アダルト放送大賞」「このAV女優がすごい!」などの各賞を総なめにしてきた。さらに三上はAVだけでなく、K-POPアイドルグループ「HONEY POPCORN」でセンターを務めたり、アパレルブランド「miyour's」をプロデュースするなどその活動は多岐にわたっている。男性ばかりでなく、女性からの支持も高く、TwitterやInstagramなどSNSのフォロワーは計500万人を超えた。

 そんな三上が「文春オンライン」特集班の独占インタビューに答えた。AV女優としての心境の変化から、自身の恋愛・結婚、元アイドルとしての追想まで。AV女優としては“センター”を掴んだともいえる三上が語る“現在地”とは――。

(全3回のインタビューのうちの第2回。第1回はこちら)

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©文藝春秋

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『鬼滅の刃』では善逸くんが好きですね

――2020年はコロナが猛威を振るった年でした。コロナ禍をどんなふうに過ごされていますか?

「仕事がない時は、おうちで過ごしてます。ずっとネットフリックスでドラマ観てました。アニメを生まれてからほぼ観たことなかったんですが、『鬼滅の刃』にハマっちゃいました。ミーハーですけど(笑)。(我妻)善逸くんが好きですね、これもミーハーかもしれませんけど。

SNSに『鬼滅の刃』の竈門禰豆子のコスプレを投稿

 仕事では、2019年まではイベントで韓国や台湾など海外に月に1回くらい行っていたのがなくなったんですけど、それ以外はあまり変わらないかな。月に1~2回新作の撮影があります。ただ、3月から4月の緊急事態宣言の頃はさすがに撮影も2カ月くらいなくなっちゃったんですよ。そのあと撮影が再開した時が一番怖かったですね。撮影を再開するといっても、いつまた外出自粛要請が出るかわからない状況だったので、2、3カ月分の作品を一気に撮り溜めしたりしました」