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――AVの撮影はどうしても“濃厚接触”が避けられません。撮影の現場ではコロナ対策をしているのでしょうか。

「これは人それぞれかもしれないですが、私の場合は、唾液の交換とか、そういう類の演出は避けてもらうようにしています。(男優と)キスしてたら変わらないとは思うんですけど(笑)。私の中ではそこに若干の線引きがあって。濃厚接触しすぎない作品にしてもらってます。

 

 この業界は男優さんの人数が少なくて。彼らはいろんな現場を回っているので、男優さんの方が感染リスクが高いんです。とある男優さんがコロナ陽性だったという情報が流れたりすると途端に怖くなります。

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 そういえば、最近は複数人が絡む撮影は全然ないですね。1対1のものしか撮ってないです。事務所が配慮してくれているのかもしれないですが、これもコロナ対策といえばコロナ対策なのかも」

©文藝春秋

どんなに綺麗なトイレでも、絶対無理ですね

――2020年は、東出昌大さん、渡部建さん、近藤真彦さん、宮崎謙介さんのケースなど、芸能界で“不倫スキャンダル”が続いた年でもありました。“不倫”はAVでは、定番のジャンルですが、三上さんはこれらのスキャンダルをどう見ていましたか?

「不倫自体は夫婦間の問題だと思うので、どうこう言いたくないんです。私自身は不倫に関しては否定派ですけど。でも、夫婦として、ある程度長い間一緒にいて、お互いが恋愛対象ではなくなったとしたら、不倫というのは起こりがちな話だと思うんですよ。不倫してる人は、そこらじゅうにたくさんいますよね。基本的には、その人が不倫に行き着いた理由を私達が想像できない以上、騒ぐ必要ないとは思ってます。

©文藝春秋

 ただ、渡部さんの件(多目的トイレでの不倫)はなんというか……とても悪質だったので、あれだけ話題になっても仕方が無いことじゃないのかなとは思っています。世間もびっくりしちゃいますから。

 突然、何の告白だと思われるかもしれませんが、私もトイレでしたことがありました(笑)。中2のとき、学校のトイレで。若かったし、当時は名古屋にいて、いろいろ緩やかだったので(笑)。今だったらどんなに綺麗なトイレでも、絶対無理ですね。

©文藝春秋

 その時は相手のことが好きだったから仕方なく受け入れたんですが、なんか片手間な感じがしますよね。だから、そういうことをしてみたいと思っている男性がいるなら『AVとは違うんだよ、あれはファンタジーだよ』ってアドバイスしたいですね。AVがみんなに夢を与えすぎちゃってるのかもしれないです(笑)」