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「根拠のない自信があって。25歳以降で花開く」と思っていました

――10年間の下積みの途中で、辞めたいと思ったことはありますか?

橋本 本当に辞めようとは思ってないですけど、なんでうまくいかないんだろうっていう葛藤は常にありましたね。ただ、「大器晩成型だよ」って、仰って下さった方たちが何人かいたんです。私も「自分は25歳以降で花開くんだ…!」って根拠のない自信があって。25歳の頃は、たぶん大人びた外見と実年齢がマッチしてくる時期だと思っていたので、私はイケる…!って、どこかで思っていましたね。

撮影 石川啓次/文藝春秋

――その後、26歳で事務所を移籍されました。

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橋本 オスカーでもいっぱいチャンスを頂きましたが、全然活かせなかったので、一回ゼロにしようって思ったんです。次の事務所も決まってないまま、オスカーを辞めさせて頂きました。その後、いくつか事務所のオーディションを受けたんですが、26歳で実績も名前も知られてないから全部落ちちゃって。そうしているうちに、拾ってもらったのが今の事務所です。

――次の事務所が決まる前に辞めることに対して、不安はなかったですか?

橋本 全然なかったですね。もう希望しかなかったです!次の事務所が決まるまで10カ月くらい掛かって、次の事務所が決まったときにオスカーにも改めて挨拶しました。名前もそのまま使わせて頂いて、移籍のタイミングで「愛実」から「マナミ」、名前をカタカナにしたんです。そしたら、すごくお仕事の調子が良くなりました。占いで調べて、すごく運気が上がる名前だったんですよ。

撮影 石川啓次/文藝春秋

 元々占いとか信じてなかったんですけど、何もない状態からのスタートだったので色々やってみたんです。名前も変えたし、方位学を調べて引っ越しもしたし。移籍してはじめはお仕事がなかったんですけど、数カ月経つとコンスタントに入ってきて。そこからどんどんお仕事が増えていきました。気づいたら、どんどん露出の高い撮影にもチャレンジしていて…。(後編に続く)

撮影=石川啓次/文藝春秋

橋本マナミの抱きしめてinハワイ

橋本 マナミ ,向山 裕信

講談社

2020年1月17日 発売

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