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優勝直後の“一言”
八木 2本目のネタに行く直前、僕が「やっちゃってくださいよ」と声をかけたんです。そのまま優勝して、戻ってきた井口浩之さんと目が合ったとき「やってやりましたよ!」と言われました。あのときは痺れましたね。「カッコいい……」と思いました。井口さん史上最強にカッコよかったんですよ。いぐちんランド事件(局部写真が流出した事件)のときとは、天と地ほどの差がありましたね(笑)。ただ、河本太さんのことは、あんまり覚えてないんです(笑)。
——ウエストランドさんの優勝後、マネージャーも忙しくなりましたか?
八木 優勝前はチーフマネージャーが一人でウエストランドの現場を管理できていたんですけど、当然それは不可能になりました。
あるマネージャーが朝の収録に付き添って東京駅まで送り、そこで別のマネージャーと代わって地方に行き、東京に戻ってきたらさらに別のマネージャーに代わって次の現場に行く……みたいな感じで対応していますね。
M-1王者が明かした本音
八木 先日『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ)にウエストランドが出たとき、河本さんから「八木さんは良いですよね」って言われましたね。収録中から河本さんはかなり飲んで、帰りも担いで車に運ばなければいけないような状態だったんですよ。
で、帰りがけに、河本さんが吐露するようにこぼしてきて……。
「八木さんは良いですよね」と。「サラリーマンで、収入も安定して、家庭もあって、やりたい映像もやれていて、最高じゃないですか」と言われました。『M-1』で優勝するほうが最高だと思うんですけどね(笑)。やっぱり、人ってどこまでいっても自分に無いものを「良いな」と思ってしまうんですかね。